面倒な仮想通貨の利益を無料で計算するサービス|Cryptact
目次
仮想通貨の利益の計算は煩雑
仮想通貨の取引による利益については、個人の場合、雑所得として総合課税になります。
その場合、利益の額は、どの時点で収益として計上するかというと、仮想通貨を円に換えた時だけではなく、他の仮想通貨に変えた時や決済に使用した場合も含まれます。
数回購入をして円に戻したなどというのであれば、簡単に利益は計算できますが、これが頻繁に仮想通貨間の売買を繰り返したとなると、どのくらいの利益となっているのかを計算するのは相当大変です。
そのため、既にいくつか、これらの仮想通貨の利益を計算するサービスが登場しています。
今回は、その中の一つを試してみた結果を報告したいと思います。
仮想通貨の利益計算サービスCryptact
今回使用してみたのは、Cryptactというサービス。
まだ、ローンチしたばかりで、登録制による人数制限により運営をしているようです。
ですが、特に招待制でもないので、空きがあれば誰でも無料で登録が可能となっています。(現在は5000人まで)
これは、取引所の取引履歴をCSVファイルで書き出したものを読み取って、仮想通貨の取引の利益を計算してくれるプログラムです。
一瞬、仮想通貨を抜かれたりするのかなとちょっと怖かったのですが、アップロードするのは単なる取引履歴のデータなので、セキュリティ上、特に問題はなさそうです。
(それでもご利用は、自己責任でお願い致します)
現在の対応取引所数は以下の12箇所
bitFlyer
coincheck
zaif
bitbank
kraken
bittrex
poloniex
binance
bitfinex
cryptopia
HitBTC
changelly
対応通貨数は約1,400種となっています。(ともに2018/1/14現在)
具体的な利用方法
Cryptactへの登録
まずは、Cryptactに登録をします。
ヘルプで基本的な流れを確認しましょう。
取引所の取引履歴データをCSVファイルで書き出す
それぞれ利用している取引所の取引履歴データをCSVファイルで書き出します。
BINANCE
bitFlyer
CSVファイルをCryptactにアップロードする
あとは、その取引履歴のCSVファイルをCryptactにアップロードするだけです。
そうするとあらやだ、仮想通貨間の取引の利益が計算されているじゃないですか
手数料も考慮した円換算の計算明細も。
イーサリアムでリップルを買ったことで、イーサリアムの含み益が確定したということですね。
私自身このためにわざわざ仮想通貨間の取引をしたようなものなので、頻繁に取引をした時の計算結果まで確認したわけではありませんが、少なくともこの計算結果はあっています。
これで複雑は仮想通貨間取引の利益額が計算できるのであれば、非常に便利。
というか、頻繁に仮想通貨間取引をされたら、こういうツールがないと、税理士でも計算は不可能なレベルの複雑さですよ。
頻繁に仮想通貨の取引をした人は、取引所のCSVファイルを持って、税務相談会に行って、税務署員に雑所得の金額を計算してもらったほうがいいのではないかと。
税務署にもその苦労をわかってほしいところ。それで、サッサともっと合理的な課税制度を整備してくれればいいのになと。
まだ、個人の方が始めたサービスのようなので、私が信頼性を保証するとまでは言えませんが、大変便利なツールなので、応援の意味も含めて紹介させていただきました。
freeeの確定申告も仮想通貨の利益計算に対応すると言っていますし、もう少ししたら、日本の取引所が同じようなツールを用意するかもしれませんけどね。
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