オリンピックで増える外国人応対のための英語学習最短ルート

外国人の応対のために英会話スクールに通う?

「オリンピックで外国人のお客様が増えそうなので、今から英語の勉強をしたいけど何からやったらいい?」

日本でしか仕事をしない税理士の私に質問するのもどうなのよと思うのですが、お客様からの質問にはきちんとお答えましょう。

一時期英語の勉強で苦労をした経験から申し上げると、少なくとも英語学習の手始めとしては、英会話スクールや短期留学は、コスパが悪いと思います。

接客業の方が、増える外国人客への応対のため、スタッフに英会話のレッスンを受けさせたり、自分が短期留学をするくらいなら、もっと先にやるべきことがあります。

そこで、今回は、もし私が外国人客の応対をするために今から英語学習をするならという話をしてみようと思います。

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ちなみに私の英語力はこんなかんじ

附属中学・高校からそのまま推薦入学で大学に入ったため、大学受験をしておらず、学生時代は全く英語ができませんでした。

それこそ、大学の英語の授業でも「ABCの歌」を歌わないと辞書が引けず、「教科書の読み方がわからないのでフリガナを振ってくれ」と友人にお願いするレベル。

そこから、なぜか、30歳を過ぎてから、お客様の親戚であるアメリカ人の先生からプライベートレッスンを受けることになりまして。

英語が全く話せないのに、”ガイジンさん”と二時間二人っきりと言うは辛いですよ。その辛さを克服するために、受験生のように英語の勉強をし始めたわけです。

その結果、いつものように周りを巻き込み「TOEIC・チーム対抗戦」を繰り返していると、TOEICの得点だけは850点になっておりました。

TOEICが公表している目安だと「海外駐在員レベル」などと書いてありますが、こんな駐在員などいるはずないです。

映画は何を言っているかさっぱりわからず、英語のミステリーを読んでも、「とっくに殺人が起きていたことに50ページ位あとになって気がつく」というレベル。

実際に仕事で英語を使うようなことは、ほぼゼロ。英語を使うのは、なぜかやたらと外国人から道を聞かれる時とClubMedで外国人のスタッフと話をする時くらいです。

なので、今はその「まやかしの英語力」すら完全に錆びついております。

一番の近道は構文の暗記とその応用

では、どれくらい勉強したか。

最盛期の3年間は、平日は毎日、朝仕事の前に1時間と帰ってきてからの2時間、休日は、多いときには一日10時間位英語の勉強をしていました。

だから声を大にして言いたい。

週に一回楽しく英会話スクールに行ったり、一週間セブ島に短期留学したくらいで英語が話せるようになるわけないだろうが!

ハアハア。少し感情的になりました。

実際、私も大学生の頃、夏休みに一ヶ月だけボストン近郊にホームステイをしていましたが、ホストファミリーと話すのが嫌で一日中庭のプールで泳いでいたので「君は水泳のインストラクターなのかい?」と言われるわ、他に頼めないので渋々毎朝「マフィン、プリーズ」というと、「君は、本当にマフィンが好きだな」と言われていたくらいで、ひとっつも英語力なんか向上しませんでした。

もし、本当に英語力を高めたいのであれば、一番良いのは、単語習得です。

それこそ英語力=単語力と言っても良いでしょう。

だって、一つの文章に知らない単語が二つあったらもうその時点で意味はわからないですよ。知っている単語の数が増えれば、その分、理解できる文章や会話の幅も広がるはずです。

会話についても、試験で習ったような複雑な文法など、外国人との会話ですぐに出てくるものではないです。

できるだけ簡単で短い文章を一つ一つ話していくほうがずっとよい。

外国人と話す場面で一番役に立ったのは、車の中で繰り返し繰り返し声に出して読んだフレーズでしたから。

なので、まずは、この本のシリーズのCDをずっと声に出して暗記することから始めるとよいのではないでしょうか。

接客で必要なスクリプトを作って丸暗記

要するに、良い歳してから多少英語の勉強をしたって、英語が話せるようになんかならないんですよ。

それでも、どうしても接客などの仕事で英語を使わねばならないなら、まずは、その学習範囲を自分の仕事で使うものに限定したほうがいいです。

私がチョイチョイ伺う銀座の鮨店の店主は、発音こそ日本人っぽいですが、外国人相手でも鮨の説明などを英語で流暢にしています。

「海外で修行してたんですか?」と聞いたところ「いや、実は英語で話ができるのは鮨に関することだけなんですよ」と。

つまり、仕事で使う外国人接客用スクリプト(台本)を作るのが、英語での接客が可能になる一番の近道だということです。

では、どうやって接客用のスクリプトを作ればよいのでしょうか

もし、私が外国人接客用のスクリプトを作るなら、まずは

  1. 日本人相手に接客をする上でどんな話をしているのかをすべて書き出す
  2. Google翻訳で一文ずつ英訳していく

ことから始めます。

「いやいや、あんなの文法的には間違いだらけでしょ」

じゃあ、英語もできないのに自分で辞書を引きながら正しい英訳をするんですかね。

英語が苦手な人がそんな事をしたら100%そこでつまづきます。

なので、まずは機械翻訳し、それをネイティブに実際に話すことで確認をしてもらえば良いのではないかと。

ここで、初めて、外国人講師によるSkype英会話を活用すればよいのです。

その上で、接客の場面ごとの正しいスクリプト(台本)を頭で考えなくとも自然に口に出るくらいまで丸暗記し、それを実際の外国人で試すということを繰り返せば、実践的な外国人応対が可能になるはずです。

くれぐれも、いきなり英会話スクールに参加したりしないように。

まあ、それ自体を楽しむというのであれば、止めはしないですけどね。

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