セミナーで参加者の満足度を大きく落とすこれだけはやってはいけないこと

rp_20140715092549f6e.png

セミナーの内容以前に最低限守るべきこと

大学時代の塾講師から始まり、
大学院在籍中の大学の公開講座講師を経験後、
独立してからも、自主開催のセミナーだけでなく
講演の依頼をいただくなど、人前で話をする機会
は多いほうだとは思います。

話すだけでなく、セミナーや講演会にも積極的に
参加しているので、人の話を聞く機会も多いかなと。

その中で感じるのは、セミナーの内容以前にこれをやったら
満足度は一気に下るというものがあるということです。

そこで今回は、セミナーをやる上で絶対に守るべきことについて
話をしてみようと思います。

スポンサードリンク

どんなことがあっても定刻通りに終わらせる

セミナーに参加して、一番イライラするのは、
定刻通りに終わらないということです。

もちろん、私もわざわざお金を払い、貴重な時間を使って
セミナーには足を運んでいるんですよ。

でも、最後は結構飽きているんですよね。

なので、特にその後に切羽詰まった予定がなかったとしても
予定通りに終わらないとイライラします。

そのため、私自身は、

定刻を1分遅れるたびに参加者の満足度は1割ずつ下がる

という気持ちで、どんなことがあっても
時間内に講演を終わらせるようにしています。

それこそ、仮に前の講演者が時間を延長してしまったとしても、
自分が時間調整をしてなんとか時間内に終わらせます。

以前、通っていた江川ひろし先生の日本話し方センターというところの
500人の前で行う「3分間スピーチコンテスト」でも3分を1秒でも過ぎたら、
その場で失格という厳しいものでした。

その理由は「人前で話をするというのは聞いている人の時間を頂いているという
意識を持たないとダメだ」ということなんです。

定刻通りにセミナーを終わらせるためにやっておくべき3つのこと

1.実際に話してみて時間測定をする

セミナーで話すべきコンテンツを作っている最中は、
与えられた時間ならば、これくらいの分量が良いと思っていたものが
実際に話をしてみたら、全く時間が足りなかったということが
人によってはあるかもしれません。

そうなってしまうのは、単純に必要時間を把握していないからなんです。

もちろん、中には、1ページの小見出しだけのレジュメで
理路整然としていながら、きちんと時間通りに話のできる人も
いるかもしれませんが、そういう人はごくごく少数です。

中には、自分ではきちんと話が出来ていると思っていても、
聞いている人は脱線ばかりで何がいいたいのかわからんと
感じていることもあるでしょう。

私のような未熟者は、聞いていた人に感動を与えることは目指さず、

・聞いている人に的確にコンテンツを伝える
・聞いている人に何らかの行動をしてもらうようにする

ことを目指したほうが良いでしょう。

そのためには、早い段階でコンテンツを作成しておき、
実際に予行演習をしてみる。

そうして、必要時間を把握した上で、与えられた時間に
合わせてコンテンツを削除したり足したりするわけです。

一度作ったコンテンツを捨てるというのは心が痛いものですが、
「オイシイ日本酒もどれだけ多くの米を削ったかで決まるのと
同じように、良いセミナーはどれだけコンテンツを絞り込んだかで
決まる」と自分に言い聞かせています。

なので、講演の前日にコンテンツを作ってぶっつけ本番
とかいうことは私の場合にはありえません。

特に講演依頼をされる場合、主催者側もテーマが意外と
ユルユルだったりすることも多いので、何度か仮のコンテンツ案を送って
主催者側のニーズを明確化し、すり合わせをしていくようにしています。

2.ベンチマークとなる通過タイムを把握する

予行演習をしていても、当日その時間通りに終わるとは限りません。

緊張すると誰でも早口になるので予定よりも早く終わってしまったり、
説明が長くなって時間が足りなくなることもあります。

気がついた時には、もう時間調整が利かない段階だというのであれば手遅れ。

そうならないようにするには、予行演習時にそれぞれのテーマごとに
ベンチマークとなる通過タイムを記録しておくようにします。

具体的には、与えられた時間よりも短めの時間で終わるようにして
バッファ(余裕)を確保しておき、通過タイムと進捗率から
どこまでバッファを消化してもよいのかも一緒に記載をしておくのです。

当日は、実際の経過時間とベンチマークとなる通過タイムを見ながら、
ペースが早いようであれば、ゆっくりと話すようにし、
ペースが遅いようであれば、早めに話したり、枝葉の部分を省略したりして
時間調整をするわけです。

3.時間が余った時にだけ話す「捨てコンテンツ」を用意しておく

多めにコンテンツをレジュメなどに記載しておき、時間に応じてピックアップして
話をして「あとはテキストを見ておいてください」という方もいるかもしれません。

ただ、聞いている方からすると横着をされたようであまり良い気はしないものです。

そのため、私は、レジュメや投影ファイルには載せず、時間が余った時だけ話す
「捨てコンテンツ」というものを用意しているのです。

余程の達人でない限り、面倒なようでも、当日時間が足りずに
最後はバタバタした終わり方にしたくなければ、
十分すぎるほど事前準備はしておいたほうがよいでしょう。

もちろん、セミナーでは
話す内容が大切なのは間違いありません。

ただ、実際に良いセミナーだったと言われるためには、その前提として
「参加者の時間を頂いている」という意識を強く持ち、
事前にやれることを全力で尽くした上で当日に臨むことが大切だということ。

偉そうに言えば
「セミナーの成否は、セミナーが始まる前に決まっている」
ってことでしょうかね。

セミナー音源「尊敬される話し方バカにされる話し方」

 

インフィードモバイル

9割の人が間違えている「会社のお金」無料講座公開中

「減価償却で節税しながら資産形成」
「生命保険なら積金より負担なく退職金の準備が可能」
「借金するより自己資金で投資をするほうが安全」
「人件費は売上高に関係なく発生する固定費」
「税務調査で何も指摘されないのが良い税理士」

すべて間違い。それじゃお金は残らない。
これ以上損をしたくないなら、正しい「お金の鉄則」を