ド素人の私でも本が16冊書けた鉄板の文章術
自分で書かないと気がすまない
10年以上に渡り、監修本も含めますとすでに16冊の本を出させて頂きました。
監修以外の本は、すべて自分で書いています。
というのも、本のテーマ的にも、一冊を一ヶ月くらいで書くくらい気の短さもあり、ライターさんに依頼するのに馴染まないんです。
大してうまくもない文章なのに、編集者さんに勝手に直されるのもあまり好きじゃない。
なので、私の本は、99%自分で書いた文章で出来ています。
そのためか、プロのライターさんが書いた本より文章はあまりうまくないかもしれません。
そんな文章を書くのがうまくないド素人の私でもとりあえずなんとかまとまった文章を書くことができる方法があるのです。
今回は、誰でもスラスラまとまった文章を書くことができる鉄板の型について話をしてみたいと思います。
クイズ文なら誰でも書ける
自分の考えを伝え、相手に理解してもらう文章を書くにはどうしたら良いのでしょうか?
その答えは、
問題→結論→理由
という順番で書くのです。
なぜならば、まず問題を提示することで書き手と読み手の間で何の話をしているのかという共通認識を持つことができます。
その後、すぐに結論をいうことで、書き手が伝えたいことが明確になるはずです。
その上で、なぜそのような結論を導いたのかという理由を一つ一つ説明していけばよいのです。
このようにあたかもクイズの問題を作っているような文章の構成にすることで、読み手も理解しやすいですし、書き手もスムーズに文章を書くことができるでしょう。
という、この文章自体、
「どうしたら良いのでしょうか?」という「問題」を冒頭で提示し、
「その答えは」と「結論」をすぐに述べ、
「なぜならば」とその「理由」を最後で説明しているのです。
反論を予想して潰しておく
文章を書く理由の多くは、相手に何らかの動機づけをしてもらい、行動に移してもらうことでしょう。
そのためには、従前の方法ではダメだという主張が多くなりがちです。
当然、そのような主張をすると、読み手の中には反発も生まれます。
そこで、問題→結論→理由の後に、予想される反論を「〜だと考える人もいるのではないでしょうか」
と先回りをして書いていきます。
その上で、さらにその予想される反論に対する反論をすることで、自分の結論の正当性を補強していくのです。
ただ、確かにすべての文章をこの型どおりに書いていたら単調で読み手も飽きてしまうことでしょう。
もちろん、すべての文章をこの型一つで書き続ける必要はありません。
しかし、どう書いて良いのか悩んだときにこそ、この型を思い出し、まず自分の最も言いたいことを「結論」として思い浮かべます。
次に、その回答を導くための「問題」を逆算して用意し、その結論を補強する「理由」を並べる。
あとは、問題→結論→理由というこの型に沿って、とりあえず書き始めてみることで、「読み手に届く文章を書く」という高かったハードルが、一気に下がることでしょう。
と、これも、予想される反論を先回りして、さらにその反論を書いてみたものです。
ちなみに元ネタはこの本。
大変役に立つ良い本なので、文章を書くことに悩んでいる方にはオススメです。
何事もまずは型を覚える
文章だけではなく、スピーチにも鉄板となる型があります。
それは、主題→話題→主題という順番で話す「サンドウィッチ話法」というものです。
これは、私が師事していた話し方の権威、故江川ひろし先生の考案したメソッドです。
まずは、「これから◯◯という話をします」と主題を明示することで、聞き手に何の話をするのかに焦点を合わせてもらいます。
その上で、話題として、その主題を補強する具体的なエピソードを話します。
そして、最後にもう一度「◯◯という話をしました」と主題を確認することで、聞き手に自分が最も伝えたいメッセージをより強く印象付けるのです。
武道であれ技芸であれ、伝承された技術には、必ず型があります。
中には、型にはまらず自分のオリジナリティを発揮したいという人がいるかもしれません。
あるいは、型など覚えず、習うより慣れた方が早いという人もいるかもしれません。
ただ、オリジナリティを発揮するのは、この型をきちんと使いこなせるようになってからでも十分ですし、まずは型どおりに修練する方が、はるかに習熟スピードは早いものです。
そもそも、慣れるまで失敗してもよいほどチャンスが与えられることのほうが稀なのではないでしょうか。
チャンスを与えられ続けたいのであれば、一つ一つのチャンスを確実にものに出来るよう、なにごともまずは、型を徹底的に自分のものにすることから始めてみてはいかがでしょうか。
というこの文章が、全然読みにくくて伝わらないと言われたらそれまでなんですけどね。
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