スタッフに無理やり持ち回りでブログを書かせるとこうなる

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ブログで情報発信の効果はあるだろうが

お堅い感じの会社公式サイトではなく、スタッフによるブログでの情報発信は顧客との距離を縮める効果は大いにあるでしょう。

ただ、無理やりスタッフ持ち回りでブログを書かせるのは、メリット以上にデメリットのほうが多いのでやめたほうがいいんじゃないの?という余計なお世話を書いてみます。

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無理やり書かされたブログで人を惹きつけるわけが無い

スタッフブログをスタッフが自主的に運営するのはいいですが、上から「なんかブログで情報発信すると顧客が増えると聞いたのでやりなさい」と押し付けてもまずうまく行きません。

そもそも、情報発信は人によって好き嫌い、得手不得手の大きいスキルです。

もちろん、訓練によってそのスキルが上がるものなので苦手だと思っている人にその機会を与えることが決して悪いことだとは思いません。

ただ、好きでもないしうまくなりたいとも思わない人に無理やり当番だからと情報発信をさせたとしても、そんな渋々書いた記事で、読んだ人を惹きつけるわけなどないでしょう。

お客様や見込み客との距離を縮めたいという目的には合わないどころかむしろ逆効果です。

ネタに困って他人の記事をパクるということも

無理やり当番で期日を定めて書かせると、書くネタに困り、切羽詰まって他人の記事をパクッてしまうということもあるでしょう。

万一、スタッフに書かせたブログ記事が他人の記事の盗用だったとしても、会社のスタッフブログと銘打った以上、その責任は会社ないし代表者が負わなくてはなりません。

スタッフの記事の出処を全て代表者がチェックできるかというとそれは難しいはず。

中には、明らかなコピペをしているものもあり、わざわざ私のサイトを読んでくださった方から「コピペされてますよ」と連絡をいただくことも。

指摘された以上、こちらとしてもやんわりと記事訂正を求めると、だいたい「スタッフが自分の知らないところでやった」と。

それを信じるにしても、その責任は免れないわけです。

実際、実用書などを会計事務所のスタッフで分担執筆させると、ついつい人の本をパクってしまうという事例が結構あります。

実用書を書く時に担当編集者に「実は一番時間が掛るのがこの記述がどこかからのパクリじゃないかと他社の本をチェックすることなんです」などと言われることも。

法律など事実の解説がされる以上、コンテンツが似てしまうのは致し方無いですが、まるっきりのコピペはまずい。特にまずいのは間違いをそのままコピペしてしまうのだそうで。

そうなると即販売差し止め回収となり、クレームを入れられた大御所が謝罪の上、もう本を出せなくなるなったなどという噂を聞くこともあります。

もちろん、スタッフだけがパクるわけじゃなく、堂々と事務所の公式サイトに明らかに私の本やブログからのパクリと思う記述があったり、料金表などがまるごとパクられていることまでありと、唖然とすることもありますが、もういちいちクレームも入れず、そういう人なんだなと思うようにしています。

いずれにせよ、ブログを無理やりスタッフに持ち回りにすることに、スタッフの文章術の訓練になるというメリット以上に評判を落とすリスクがないか冷静な判断が必要ではないかと。

情報発信は、少なくとも好きな人にさせるべきだし、義務にして追い詰めてまでさせるようなものではないと思いますよ。

やっぱり、ブログは、”一番自社や自社のサービスを愛している人が書く”ものなんですね。

ショップや会社のブログのダメな書き方まとめと、いい書き方のヒント(MoreAccess!MoreFun!)

 

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