「失敗しない個人事業の始め方」が重版されることになりました

オールカラー 失敗しない個人事業の始め方

事業を始めるのは誰でもできるのだが

昨年5月にナツメ社から出された「失敗しない個人事業の始め方」がちょうど一年経って重版されることとなりました。

この本の監修をさせていただいたのですが、好き勝手に言い過ぎたのかまとめるのに編集者さんはかなり苦労されたようです。

その分、初学者の方にもわかりやすくまとまっているかと思います。

本当に「絶対失敗しない事業運営の方法」があるのなら私も知りたいですが、少なくとも「これをやったら失敗する確率は間違いなく上がる」ことはあるので、それを避けるために本書はきっと役に立つことでしょう。

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一年目は”幼虫”のようなものだと考える

この本のコンセプトは「開業一年目の教科書」

統計を見ると開業しても一年後にはその40%が破綻してしまいます。

【20周年御礼】「起業して10年後も生き残れるのは1割」ってどうよ?ー統計から見る本当の10年後の生存率

そのため、無担保での融資については、飲食店や美容室などを除くとかなりハードルが高くなります。

結果として、資金ショートしやすくまた破綻しやすくなるという堂々巡りに。

それであれば、開業一年目は、蝶になる前の”幼虫”のようなものかと。

自分の目指す姿でもなく不格好であっても、開業二年目以降を迎えるために、それまでとは全く異なった運営をすることも必要であるというのが私の考えです。

サラリーマン時代からの準備の方法など準備段階に力点を置いており、「自分でビジネスをするとこんなに楽しい」というバラ色の未来を描く本ではありませんが、この本によってサラリーマン時代と異なり失敗の取り戻しが難しい個人事業後の世界を生き抜く確率を少しでも引き上げられるのであれば何よりです。

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