【資金調達】資金調達用語・基礎の基礎2ー「プロパー」と「マル保」

今回は、「プロパー」と「マル保」という用語について見てみましょう。
プロパーとは、金融機関が直接融資の可否を審査し、
金融機関がリスクを取って貸し出す融資のことです。
一方「マル保」とは、その融資が万一焦げ付いた場合に、
保証協会がその焦げ付きを補填してくれる融資のことです。

スポンサードリンク



保証協会の役割は次回に書きますが、
「マル保」であれば、金融機関としては万一焦げ付いても
保証協会が補填してくれるのでリスクは小さいし、
金融機関の業績判定上も実は保証協会付きの融資は
有利になるような制度となっています。
ですから、担保余力の小さな中小企業が
最初に融資を受ける場合には、この「マル保」からという
場合が多いのです。
なお、この「マル保」の中でも、自治体が融資をサポートするものを
「制度融資」という言い方をします。
この制度融資は、自治体により金利や返済期間が定められているので、
どの金融機関で融資を実施されるにしても、条件は全く同じ。
「どこの金融機関に申し込むのが得」ということは基本的にはありません。
ただ、金融機関自体の体力によって、その後どれだけ
企業を支援できるかが大きく変わる時代になりました。
体力のある金融機関(メガバンクという意味ではありません)と
新たな融資取引をする際のきっかけ作りに、この
制度融資を使っても良いでしょう。

9割の人が間違えている「会社のお金」無料講座公開中

「減価償却で節税しながら資産形成」
「生命保険なら積金より負担なく退職金の準備が可能」
「借金するより自己資金で投資をするほうが安全」
「人件費は売上高に関係なく発生する固定費」
「税務調査で何も指摘されないのが良い税理士」

すべて間違い。それじゃお金は残らない。
これ以上損をしたくないなら、正しい「お金の鉄則」を