個人税理士事務所の欠点をカバーしリスクをヘッジする

オールカラー 失敗しない個人事業の始め方

個人税理士事務所へのこだわり

私が税理士見習いとして勤務させていただいていたのは、本郷公認会計士事務所というところで、現在は辻・本郷税理士法人という日本でも屈指の規模を誇る税理士法人となっております。

当時はバブル期真っ只中であり、一般的な会計事務所とはチョット違う「イケイケ」の事務所でした。

新人の私にも(というか最初は大学院に在籍していたバイトだったのに)やる気さえあれば、「やれるか?」「やります!」くらいの勢いでドンドン特殊案件に携わらせてくれるような鷹揚な事務所であり、大変勉強させていただきました。

その事務所を去るときはじめて気がついたのが、この事務所の「実力の高さ」です。

これから、”トーナメントを勝ち上がって”こういう事務所と戦っていくのかと。

そこで、私は、直接戦うことを避け、大手会計事務所の弱点である人材の流動化のスピードの早さを突くために、「専任担当制のコンシェルジュ型税理士事務所」としていつでも私が対応させていただくということをコンセプトの下にこの事務所を開設し、気がついたらもう22年も経っていたのです。

個人税理士事務所は運営する上で、メリットもありますが、デメリットも当然あります。

そこで今回は、税理士が一人しかいない事務所のデメリットをこうやって解消していますという話をしてみようと思います。

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雇用はしていませんが、一人で仕事をしているわけではありません

既に創業から22年も経過していますが、未だに雇用しているスタッフは一人もいません。

かと言って、「一人で仕事をしている」と言うつもりは全くありません。

お客様からの「経理・総務の代行」については、提携している経理代行業者と直接ご契約をいただき、当事務所のバックオフィス業務についてもお客様のご了解を頂いた上で、これらの会社に依頼をしています。

その指示とチェックは日常的に行われており、ほとんど自社のスタッフと変わらない状況です。

それでも、あえて自分の事務所で雇用をしないのは、独立当初のお客様のところでかなり激しい労働争議に巻き込まれた時のトラウマで、自身で雇用をすることに躊躇し続けているからです。

「一人でそんなに税務顧問できないだろう」というかのような税務署の総務課が調査に来るほどの顧問先数を担当させていただけているのは、これらの提携業者さんたちのおかげであり、決して「スタッフなどいなくても一人で仕事ができている」などと言うつもりはないのです。

個人税理士事務所のデメリットとリスク

富裕層相手の大手会計事務所と街の個人税理士事務所では仕事内容も求められるスキルも大きく違います。

両者の違いであり、個人税理士事務所に欠けるのは「特殊案件への接触頻度」です。一人でやっているとルーティンワークの比重が高く、特殊案件に触れる機会は少ないものです。

そこで、独立後も個人税理士事務所同士仲良くしていた勤務税理士時代からの友人たちと、遊んでいるだけでは意味ないからと、自分たちの得意分野や経験した特殊案件などについて持ち回りで勉強会をしようということにしたのです。

長い付き合いの割には、何をしているのかよく知らなかった友人たちが予想外に多くのスキルや特殊案件の経験値を持ちあわせており、それを共有することができたのは大きな収穫でした。

結果的に一人では対処できない特殊案件やスピードの要求される大型事案も共同で携わることができるとともに、個人税理士事務所では不足しがちは特殊案件への経験値をお互いに積み重ねることもできたのです。

さらに、40歳近くになった頃、お客様からやたらと健康について心配をされるようになりました。

「なんて私のことを愛してくれているのだ」と思っていましたが、よく考えてみたら、私の体調を心配しているというよりも「あんたが病気で仕事ができなくなった時にバックアップはどうなっているのよ?」ということを心配なさっていたようです。

個人税理士事務所は、無駄な人員がいないので生産性は高くなりがちですが、高い生産性の裏返しとして人員の余裕がないので、本人の病気や事故が発生した時に一気に支障が出るというリスクがあります。

そこで、勉強会を発展させる形で、アライアンスLLP(有限責任協同組合)を設立し、メンバーに万一のことがあった場合には、別のメンバーが対処に当たるというバックアップ体制を築き上げたのです。

もちろん、LLPをつくっただけで、お客様の不安が解消できるわけではありません。

そこで、活動の実績をアピールするため、書籍を共同で執筆したり、お客様とメンバー同士が顔を合わせる機会として「アライアンスLLPセミナー」を実施いたしました。

当初は顔合わせのつもりだったのに、気がつけばこのセミナーが今年でもう10回目になります。

いつしか、顧問先の方々だけでなくそれ以外の一般の方も多くご参加いただくようになってきました。

そして、当初メンバーだけでなく、10歳以上若いメンバーも加入していただき、新たな風も吹き込まれてきました。

これから自分たちのパワーが落ちてきても、きっと彼らが私たちをフォローしてくれるはずですのでご安心ください。

ということで、本日、これから第10回アライアンスLLPセミナーに出撃いたします。

ご参加いただきます方々、どうぞよろしくお願いいたします。

2015-07-10 21.56.52

 

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