【ボツ原稿】「本当にその仕事が必要なのか」を見極める

■学ぶべき起業家視点:仕事は与えられた時間の限界まで増える
「あなたが今やっているその作業は本当に必要ですか?」
「もちろん必要だ。当たり前だろう」とお答えのことでしょう。
別にあなたの仕事を否定しようというのではありません。
「仕事をこなす」部分のボトルネックを解消するためには、
Hack!的な効率アップ手法に取り組む前に、
まずは「本当に必要な作業だけをする」という姿勢が必要なのです。
私は、多くの会社に業務改善の提案をしてきました。
その際に感じるのは、「なんでこの作業が必要になったのか」と
疑問に思うものが多いということです。
それこそ「AからB」に直接いけばよいものを、
あえて「AからCを経由してBに行く」ような作業をしているのです。

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この傾向は間接部門ほど強いといえます。
特に「必要なので後からエクセルで作った」
という帳票は要注意。
その帳票がなくても作業ができるのに
惰性で作り続けているものも多く見られるのです。
もちろん、それはあなたの責任ではありません。
そもそも作業というものは放っておけば勝手に増えます。
 「仕事は与えられた時間の限界まで増える」のです。
これを「パーキンソンの法則」といいます。
<仕事に無駄が生まれるイメージ図>
どうしても仕事には長年の間にムダな工程という「ごみ」が溜まりがちです。
定期的なメンテナンスで「本当に必要な作業だけをやる」
という姿勢こそが時間効率を上げ、
「仕事をこなす」というキャパシティを引き上げる第一歩なのです。
この仕事の仕組みを変更するというのは、多くの抵抗と混乱を生みます。
私が新たに顧問契約をし、お客様に業務改善手法を提案すると
「あなたが来てから仕事が二倍になった。」と嫌味を言われることが多々あります。
しかし、私は全く気にしません。
なぜなら、それはちゃんと私の提案を
実施している兆候だからなのです。
私の経験ではこのようなリアクションの三ヵ月後には
ほぼ確実に業務は大幅に改善されます。
むしろ、なにも混乱が生じていないのは、
「やらない理由」をたくさん並べて結果的に着手しなかったという証拠なのです。
まずは、「本当にその作業が必要なのか」、
「なかったとしてどうしても仕事ができないのか」をもう一度確認してください。
それによる抵抗や混乱は絶対につきものですが、
勇気を持ってゼロベースでその資料などの作成を思い切ってやめてみる。
その上で、どうしても必要だったものだけを
復活させるようにしてください。
いらない作業というごみのたまった「フィルタの交換」によって、
一気にスピードアップするはすですから。
★ポイント「本当に必要な作業なのか」
もう一度ゼロベースで組み立ててみる。
要らない作業のために多くの時間を取られていたことに気がつく

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