amazonのプリント・オン・デマンドで絶版本を入手してみた
紙の本は売れ続けていれば、重版がされますが、時の経過とともに売れ行きが落ちてくると残念ながら絶版となります。
絶版になってしまえば、書店での流通在庫がなくなり次第、後は中古本としての流通のみとなります。
amazonのマーケットプレイスにより、以前よりは絶版になった本であっても入手はしやすくなりました。
しかし、中にはトンデモナイ高額な値段がついていたり、そもそも中古本に抵抗のある人もいらっしゃることでしょう。
そんな人のために、amazonではプリント・オン・デマンドというサービスを提供しています。
これは、その名の通りで、注文があった時点で本を印刷し販売するもの。
そのため「在庫切れ」ということは絶対にないのです。
ということで、実際に絶版になった本をこのプリント・オン・デマンドで入手をしてみました。
買った本は、私の「儲かる会社にすぐ変わる!社長の時間の使い方」という本。
おかげさまで3刷りにはなりましたが、今では絶版となってしまいました。
しかし、こんなtweetが2年近くなってもまだ異常な数のRTがされ続けていることもあってか中古本が結構売れておりまして。
その「社長の時間の使い方」を通常版とオンデマンド版の比較してみました。
カバー
プリント・オン・デマンド版は、いわゆるペーパーバックです。
そのため、カバーはテカテカで折り返しはなく、帯はつきません。
クオリティ
プリント・オン・デマンド版はどうやって作るのかと思ったら、実は元の本をスキャンして原稿を起こすという。
恐ろしいほどのアナログです。
要するに自炊をamazonがしているようなものです。
そのため、文字はそれほど気になりませんが、図版や網掛けの入った箇所の鮮明度は、通常版よりはかなり落ちます。
まあ、中古本も物によっては相当鮮明度は落ちてしまっているのでしょうけどね。
それと、本自体は通常版より若干大きいものの、余白が多く、文字が若干小さい印象です。
価格
通常版よりは少し値段が上がっていました。(割引され紙の本より安くなりました)
それでも、異常に高い値段がついたマーケットプレイスの本よりはリーズナブルなことが多いでしょう。
私は、中古本があまり好きではないので、オンデマンド版があればそちらを手に取ります。
「電子書籍時代になろうとしているのに今さら何よ」というご意見もあるでしょうが、まだまだ電子書籍で本を読むのは一部のヘビーユーザーですし、やっぱり紙の本で保存したいという方も多いでしょうから、是非このプリント・オン・デマンドに対応した本が増えることを願っています。
世の中、絶版になっても良い本は結構ありますからね。
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