独立・起業なんて簡単!?

-でも10年後も生き残るためのは本当に大変-
●新会社法で最低資本金規制もなくなり、さらに独立・起業もしやすく
データ上はいまだに開業率よりも廃業率の方が高いのですが、ホリエモン登場以来、一攫千金を夢見て独立起業を目指す方が増えてきているようですね。
結論から申し上げると、「独立・起業なんて簡単です。誰でも出来ます。」
ただし、その方達のすべてが成功するわけではなりません。もっと言えば、圧倒的に失敗する人の方が多いのです。一説には、「独立・起業後1年で約4割が廃業し、10年後も生き残っているのは2割弱」とも言われています。
つまり、きちんと言えば「独立・起業なんて簡単、でも10年後も生き残るのは本当に難しい」と言うことです。
そこで、今回は「独立・起業した方が10年後も幸せな事業家として生き続けられるにはどうしたらよいか」と言うことについてお話ししてみることにします。
●まずは、「準備」が大事
まずは、独立・起業する前にはきちんとした「準備」が必要でしょう。一口に準備と言っても、資金の準備や人脈作りなどはそう簡単に出来るものではありません。
しかし、中には、すぐに始められるものもあります。それは、「事業コンセプトを明確化するための経営計画書を作成する」ということです。
「そんなもの作ったって、机上の空論だろう!」と思われた方も多いのでは。中小企業診断士の試験でさんざん勉強させられた私もそう思っていました。
しかし、実際にこの事業コンセプトを明確にするという作業は、「行くべき道」に悩んだとき大いに役に立つことがあるのです。まあ、騙されたと思って取り組んでみてください。どうせ、紙と鉛筆しか必要ないのですから。
具体的には、数値的な裏付けなどは、この時点ではどうせ作っても意味がないので、まずは「こんな会社でありたい」というべき会社の「経営理念」を明確化することに力点を置きます。
そして、その経営理念を実現するために会社全体の勝ち方である「経営戦略」、さらに具体的な「経営戦術」へと展開していくことになります。その際に、最も重要なことは、「経営理念」「経営戦略」「経営戦術」がきちんと「「同心円上」に展開されていなくてはならないと言うことです。
●1年以内に約4割が玉砕!
事業家にとって、独立・起業後1年間がもっとも厳しい時間となります。確たる営業基盤もなく売上を上げるのは困難なのは勿論、銀行も財力のある保証人なしではまず融資には応じてくれません。
さらに、経理処理や資金繰りの管理など今まで経験していない業務に翻弄されたり、そんな未熟さをつかれマルチ商法や取り込み詐欺をたくらむ輩があなたのまわりをうようよしています。
そんなジャングルのような世界を生き残るための最低条件があります。それは、「経験」があるということです。もっと言うと「経験のない分野での独立はするな!」ということです。
確かに、街には、「カネもコネもない私でも独立して株式公開した!」みたいな本がたくさんでています。これらの本に記載されていることにウソはないでしょう。しかし別の言い方をすれば、そのような話は、本になるような感動的でめずらしい話ということなのです。
私のお客様を見ても、独立・起業して成功している人は、ほとんど例外なく「経験のある業種からの独立組」です。
代わりに、フランチャイズに加盟したり、企画系の職種の人がカッコイイ事業計画で資本を集めた場合や主婦が自己実現のために起業した場合は、ほとんど1年程度で玉砕しています。
このことは、国民生活金融公庫が新規開業者向けの融資の要件に「その業種で6年以上の勤務経験のある人」となっていることからもわかるでしょう。銀行も、「玉砕する人と生き残る人の違い」を長年の経験から知っていると言うことでしょう。
●10年後も生き続けられるのは、2割弱!
もっとも厳しい時間と言われる独立・起業後1年間を過ぎると格段に資金調達はしやすくなります。
しかし、資金調達はできるようになったとしても、与信管理やリスクマネジメント、うまくいったとしてもその後に「天狗」になって大やけどをしたり、仕事に入れ込みすぎて「事業ミックス」のバランスを崩す場合もあります。
さらに、事業規模拡大に伴い、当初の事業コンセプトと現状の軋轢に悩んだりとそれこそ10年を生き残るためには、毎日胃痛と下痢に悩まされることになるのです。
しかし、それらには、一つ一つ解決をするためにヒントはあります。・・・
ああ~、もうスペースが一杯だ。
これだけのスペースですべてを書くのは無理みたいですね。詳しくは、10月に発売された~必ず直面する悩みを解決するための実践ポイント100~「はじめての独立・起業なるほど成功ガイド」(日本実業出版社刊)に書いていますので是非そちらをご参考にしてください。
要するに今回のワンポイントアドバイスは10月に発売になった私の書籍の宣伝と言うことですね。(^^)
           はじめての「独立・起業」なるほど成功ガイドの詳細はこちら

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