【違和感】巷で言われる時間管理術にイマイチ共感できなかったワケー自由な時間を手に入れる最短ルートとは

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自由な時間を生み出すための最短ルートとは?

書店には、仕事に対する習慣を改めたり、
スケジューリングを工夫したり、
あるいは作業を早くこなして自由な時間を作ろう
という「時間術」に関する本が
溢れかえっています。

それだけ多くの人が自由な時間を渇望しながらも、
それを生み出すための決定的な解決策が
見つかっていないということなのでしょう。

かくいう私も、個人税理士事務所であるため、
無駄な作業に費やす時間を減らして、
自分にしかできない仕事にだけ取り組む仕組みづくりに研鑽し、
その成果物として中小企業経営者向けの時間術の本を書いたり、
時間術に関する体験報告的なセミナーを毎年開催しているわけです。

なので、時間術に関する書籍や記事は、好きで読み漁っているのですが、
参考になる部分もあるものの、なんとなく違和感があるというか
「言ってるけことはわかるけど採用はしたくないんだよね」という
モヤモヤした部分もあるわけです。

そのモヤモヤの正体ってなんだろうということを考えてみました。

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ボトルネックとなるリソースを最も大切に取り扱う

まず、一連の工程の生産性は、最も生産性の低い部分であるボトルネックの
生産性に依存します。

それ以外の部分をいくら強化しても、結局ボトルネックの前に
処理しきれない「在庫」が積み増されるだけ。

そのため、全体の利益を最大にするには、最も弱い部分を強化するか
最も弱い部分の資源(リソース)を大切に扱う事になります。

私のような個人事務所の場合、そのボトルネックは自分の時間であり、
だからこそ「時間を大切にせよ」ということになるわけです。

ただ、

ボトルネックとなるリソースを大切に扱うというのは、
単にその消費を抑えるということではありません。

求められるのは、

その消費するリソースの「単位あたりの利益」を
極大化する

ということです。

つまり、時間の消費を抑えるために利益を減らしたら何にも
ならないということなんですよね。

将来の利益は何によってもたらされるのか?

さらに、利益と言うのは、目の前の利益だけじゃない。

将来の利益をも考えないといけないわけです。

じゃあ、私たちのようなビジネスで将来の利益を
決めるものというのはなんなのか?

それは「依頼人の満足度」だと思っています。

依頼してくれた人の満足度が高ければ、
その後も顧問契約を継続してくれる事になります。

特に当初は時間のかかった業務処理も慣れてくるに連れて
ドンドンと時間が掛からずコストが低減していくので、
契約期間が長くなると加速度的に利益が増えていきます。

つまり、全体の利益を極大化し、金銭的にも時間的にも自由を
手に入れるための最短ルートは、

「掛かった時間あたりの顧客満足度を上げる」

ということなのです。

これは何も個人事業家だけでなく、組織人であっても
仕事を依頼した人の満足度をあげることで、
組織内で有利なポジションに立って仕事をしやすくなり、
時間的な自由を手にできることになるはずです。

そのためには、少なくとも顧客満足度を
維持しながら無駄な時間を省き、
作業効率を高めていくことが必要です。

いくら作業に必要な時間が短縮されたとしても、
そのことによって依頼した人の満足度が下がってしまっては、
かえって自由な時間を手に入れるということから
遠ざかることになるわけです。

言われて見れば当たり前だけれども見落としがちなこの事を
肌感覚で理解しながら仕事をしていたが故に、
ただ単に「無駄なことは一切するな」
「集中力を高めて作業スピードを上げよ」
という時間術にモヤモヤとした違和感を覚えた
のではないかと思うのです。

私が、一人でこもって仕事をしていて、特定の顧客を抱えずに
仕事がいくらでも降ってくるのであれば、
きっとそんな「ひとりよがりな時間術」でも効果は発揮できたでしょう。

しかし、実際に、多くの顧問契約先がいて、
一緒に仕事をする人もいる中では、

「周りの人の満足度を維持しながら時間を生み出す」

ことを考えなくてはならないのです。

* *

そんなことを思い描きながら、
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