住民税が上がった?

ほぼ月刊ワンポイントアドバイスfor Beginner
住民税が前年の所得に応じて計算されるのはご存じのことでしょう。
多くの場合、この6月に住民税の納付書が送付されてきます。
ところが、いつも見慣れたこの納付書に異変が・・・
というのも「所得がそれ程増えていないのに、住民税が大幅に増えているぞ!」と言う問い合わせが各自治体に殺到しているそうです。
これはなぜでしょう。答えは、前年の所得税の税制改正にあります。
つまり所得税では既に前年に影響の出ていた、定率減税の縮減などの増税策が今年から住民税に反映されたからです。
さらに、この定率減税は所得税については既に本年分から廃止されており、住民税でも来年度より完全に廃止されます。
要するに、所得が変わらなくてもまた税負担は増加すると言うことですね。[emoji:e-263]
(この他に来年度より、所得税と住民税の税率が変わりますので、ご注意を)
なお、この住民税の徴収方法には、「普通徴収」と「特別徴収」の二種類があります。
普通徴収とは、従業員一人一人が自ら納付書を用いて住民税を納付する方法であり、特別徴収とは、会社が従業員の給与から天引きした住民税を一括して納付する方法です。
何も希望をしないと原則として「特別徴収」が採用されます。会社としては、経理が面倒だという理由で従業員個人ごとに納税して欲しいというのであれば1月末の給与支払報告書を提出するときに「普通徴収希望」と書き添えておきましょう。

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