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Zoomを使ったオンラインでのミーティングが一気に普及してきましたね。
移動時間もなくなり、タイムリーにミーティングが始められるなど生産性向上には大いに役立っていることでしょう。
さらに、Zoomであれば、ミーティングの映像や音声をボタン一つで録画、録音することができるので、証拠資料として残すだけでなく、ミーティングに参加していない人に配布したりということが、リアルなミーティングよりも遥かに抵抗なくできるようになりました。
ただ、音声のファイル形式については、汎用性がある形式ではないので、より多くの人に配布するにはファイル形式の変換をしたほうがいい。
そこで、今回は、録画、録音ファイルの変換を行うのに便利なツールについてお伝えしようと思います。
Zoomであれば、ミーティングをしているときに、レコーディングというボタンを押すだけで録画、録音が同時にスタートします。
そして、ミーティングが終了した時点で自動的にファイルの保存が開始し、以下のファイルが生成されます。
このうち「zoom_0」というファイルが動画+音声のファイルであり、一方で、「audio_only」というファイルは音声のみのファイルです。
この音声のみのファイルが同時に作られるというのはとてもありがたい。
というのも、動画のほうが情報量は多いのですが、ファイルサイズが大きく、再生する環境も限られるのに対して、音声のみのほうがファイルサイズも小さく、より多くのシチュエーションで気軽に再生ができるからです。
そのため、私もセミナーの内容については、録画は撮っていたとしても、あえて音声+レジュメPDFのセットで配布をするようにしてるのです。
そのほうが、レジュメPDFでサラッと概要を掴み、興味がある箇所を音声で聞くということもできますから。
さて、Zoomで保存されるファイルについては、動画はmp4という汎用性のある形式です。
一方、音声のみのファイルについてはm4aというAppleが開発したファイル形式。より圧縮効率がよく音質がよいなど利点も多いようですが、再生が可能な機材が限られます。(PCであれば、itunesだけでなくWindowsMediaPlayerでも再生は可能です)
そこで、広く配布をするときには、相手先の機材の制約を減らすためにmp3という汎用性のあるファイル形式に変換をしてから配布をしているのです。
では、どうすればカンタンにファイル形式の変換をすることができるのでしょうか?
おすすめしたいのは、ReneeAudioToolsという無料のツールです。
このツールを使うと、録音、録画ファイルについて、カットや結合、ファイル形式変換など各種のことが無料で行うことができるのです。
m4aファイルからmp3への変換は、
1.メニューから変換を選ぶ
2.ファイルを追加をクリック
3.変換が必要なファイルを選択
4.開始ボタンを押す
たったこれだけでちゃんとmp3形式に変換がされます。
なお、録画ファイルでも録音ファイルでも不要部分をカットするなどというのもこのツール上でできます。
ただ、最初と終わりの部分を不要部分をカットする程度のことしか出来ないですね。
このほかにも、「結合」機能で複数のファイルを一つにまとめたり、「Video to Mp3」という機能で録画ファイルから音声ファイルをmp3形式で抜き出すことなどもできる。
これらがすべてできても無料というのですから、たいへん助かっています。
ReneeAudioToolsの使い方は、ここに詳しく記載されています。
私が、セミナーの音声を収録する場合、はじめと終わりだけでなく、休憩時間など細かくカットしています。
そのときには、mp3DirectCutというツールを使っています。
これも無料なのに、細かく箇所を指定したファイルの編集が出来ます。
クローズドの勉強会ならまだしも、配布するにはさすがにカットしたほうがいいだろうという問題発言の多い私にはとても助かるツールです。
おかげで最近は、問題のある発言をするときには、「後で編集しやすくするように話す」という技術も身につけましたよ。