第九回のテーマは「はじめてのファイナンス理論」
さて、質問です。
毎年100万円ずつ利子を「永久に」もらえる債券が3000万円で売っていたとします。
あなたなら、購入しますか?しませんか?
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設備投資をするかどうかを決定する際には、その投資した金額が、その投資から上がる利益をもって回収できるのかどうかで、判断していることでしょう。
しかし、「投資したお金と回収したお金をそのまま比較してはいけません」
これが、今回の勉強会の大きなテーマの一つです。
単純に、投資したお金と回収したお金を比較していては、その投資の損得の判断を見誤ってしまうのです。
さて、本来は、自らのお金を出資する「投資家」とそのお金の運用を任される「経営者」では、自分の会社を評価する上で、視点が異なるはずです。
しかし、これがオーナー経営者の場合には、「投資家」と「経営者」が一緒になってしまい、多くの場合、「経営者」としての視点ばかりで自社を考えている気がするのです。
そのため、
「自己資金で投資をすれば利息を払わなくてもいいけど、借金は利息を払わなくちゃいけないから借金のほうがコストが高い」
「単なる税金の支払期限を延期するだけの節税対策であっても、払った金額さえ後で返ってくるのであれば少なくとも損はない」
などというおかしなことを言い出すわけです。
会社のサポートをする税理士だってそうでしょう。
会社の「投資家」としての視点から、自己資金で投資をするか借金で投資をするかというアドバイスをされることはまずないはずです。
そこで、今回は会社の財務を従来の「経営者の視点」ではなく「投資家の視点」で捉えるとどうなるのか。
具体的には、
・リスクの本当の意味とそのつきあいかた
・時間的価値を考慮した投資や節税対策の損得勘定
・企業や不動産の適正価格の算出方法
・無借金経営は理想の姿なのか愚の骨頂なのか
などを「ファイナンス理論」の入門編として一緒に勉強していきます。
今回のテーマである「コーポレートファイナンス」と言われる分野については、数学的で非常に難解ではありますが、ご安心ください。
オーナー経営者であれば絶対に知っておいて欲しいファイナンス理論のエッセンスを電卓も使わなくてもよいレベルの設定でわかりやすく説明いたします。
この勉強会にご参加をいただければ、従来の「経営者の視点」だけではなく「投資家の視点」からも自社の事業の成果をしっかりと判断できる能力が身につくことをお約束いたします。
■コンテンツ
・そもそも、リスク=危険と訳したのが、間違いの元凶である
・リスクを軽減するには何と何を組み合わせればよいのか
・もらえる期待値が同じ投資でも選ばれ方に大きな違いがある
・生命保険の期待値は宝くじ並しかないというのはどういうこと?
・もらう総額が同じなら毎年昇給するのと毎年減俸されるのではどっちを選ぶ?
・出資を受けるのと融資を受けるのではどちらのほうがコストが安いのか?
・払った金額ともらった金額をそのまま比べて節税効果を考えるのは愚の骨頂
・不動産のほうが現金よりも相続税評価が低くなる身も蓋もない理由
・投資の判断をその投資金が何年で回収できるのかで判断してはいけない
・割引率の高い業種、低い業種、その違いは一体どこにあるのか?
・永久に利子のもらえる債券。いくらだったら買う?
・答え一発!不動産の適正価格を一瞬で求める公式
・地方の不動産が都心の不動産よりも利回りが高い本当の理由
・持ち家と賃貸どちらが得なのかをファイナンス理論で検証してみる
・企業とは「◯◯◯◯◯を生み出す装置」としてその価値を考えよ
・なぜ無借金経営よりも一定額まで借金をしたほうが企業価値は上がるのか?
・結論として資金調達額全体に占める最適な借金の割合ってどれくらいなの?
・未上場の会社を買うときの株価は、実際にはこんなかんじで算定されている
商品概要
■収録時間:約120分
■料 金:19,800円(税込み)
■販売内容:セミナー音源+レジュメ一式
■お申込み:こちらのフォームから
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