Categories: 遺言・相続

遺言特集-その2:相続の問題と相続税の問題は別のもの

「先生、相続税を安くするにはどうしたらよいですか?」
公共機関での当番税理士をしているときに、
相談にこられる方の90%くらいは、相続税に関するものです。
まあ正確には、相続税そのものではなく、
「これから家を建てようと思うのだけど、
名義をどうしたら相続税は安くなるのか」
と言うようなもの。
ところが、いまだに私が当番税理士として
受けた相談で相続税の納税義務のある人はいません。[emoji:e-263]
バブルの頃、
「世田谷に1軒家があるだけで相続税が支払えずに
家を売らざるを得なかった」
と言うような報道が散々されたため、
多くの人が相続=相続税の問題と刷り込まれているようです。
しかし、現実には、その後の相続税の改正や
地価そのものが大きく下落したため、
現在では相続税を支払うのは
全体の5%(首都圏では10%)
と言われているのです。
では、残りの95%の人は相続について
何も問題がないのでしょうか?
そうではありません。
遺産分割の問題は相続税の納税義務とは
関係なく発生する
のです。
それは相続には多くの
「ミスマッチ」をはらんでいるからなのです。
と言うことで、次回は「なぜ相続はもめるのか?」
と言うテーマでお話しすることにします。

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