Categories: 税金対策・節税

税金はバブルとどうかかわったのか-その7

バブルの復讐―精神の瓦礫

さて、バブル期の事業的規模要件「5棟10室基準」
満たすため、なんとか10室になるよう
追加でマンション購入が行われたという
話をしました。
ですが、この頃はやはり都心の
マンションは高額になりすぎ、
資金負担も大きく利回りも取れないため、
なかなか手が出ません。
そこで、また考えちゃうわけです。
別に全部で10室になりさえすれば、
小規模宅地の評価減はどこでも選択出来る。



それだったら安い地方のアパートを
丸ごと買ってしまえばいい。

そうです。
また、名古屋、そして福岡-
広島-仙台そして最後は花巻温泉まで
の旅ですよ。
さらに、小口化不動産なるものまで
購入して部屋数を増やす人も。
ところが、購入物件が花巻温泉にまで
進んだ頃、税務署がこの小規模宅地の
評価減制度を一気に変えたのです。
つまり事業的規模などによらず、
不動産賃貸業の用地はすべて
一律50%の評価減にすると。
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これにより残念ながら花巻温泉のアパートは
特に意味をなさない投資になったのです。[emoji:e-263]
ああ、売ったのは、私じゃないですよ。
次回は、買換制度について書いてみることにします。

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すべて間違い。それじゃお金は残らない。
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ヨシザワ マサル