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処理スピードを上げるために効果的なのは、よく使う文書などをテンプレート化して使い回すということです。
特にスプレッドシートで作られたシミュレーションモデルは、作成までに時間が掛るので、よく使うものをテンプレート化することによる時間短縮効果が大きいもの。
そのExcelでシミュレーションモデルなどを作成する際に、ショートカットを効果的に駆使できれば、さらに時間短縮に繋がることでしょう。
そこで今回は、Ctrl+X,C,Vだけでなくシミュレーションを作成する際に覚えておきたいExcelのショートカットについてまとめてみようと思います。
*+は同時に、・は次の操作、アルファベットや数字の連続はそのまま連続しての操作を表します。
書式設定ウインドウを開きます。最も使用頻度の高いショートカットの一つ
セルの背景色の設定をします。セルのグリッド線を消すなら背景を全面白に
フォントは最初にベースを設定し、必要な部分を適宜修正する
表の範囲などを素早く設定したければCtrl+Shift+→↓で
CtrlはShift+F8でも代用は可能
ワークシート全体に書式設定をしたい時にはCtrlA1の2アクションのみで
セルの計算式の参照元となるセルを矢印で表示
入力セルがどこに利用されているかを矢印で確認
表示させたトレース線を消去するのに
計算式の確認にトレースなど使わず、セルの記載内容を確認すればよいと思うかもしれません。
もちろん、それも行いますが、シミュレーションモデルのテンプレートの計算式が違っていたら、ずっと計算を間違え続けることになるので計算式確認は最初に徹底的に行う必要があります。
ただ、これはシミュレーションに限ったことではなく、データの集計表であっても同じことです。
つまり、これらのショートカットは、シミュレーションモデル作成に役立つと言いましたが、いわゆる集計表であってもすべて立つものばかりです。
最初はショートカットを覚えるよりもマウスのほうがずっと早いかも知れませんが、「使用頻度の高いショートカットを覚える」という時間投資は、元々掛けた時間に対するリターンが大きい上に、早く覚えれば覚えただけリターンが大きくなるので、できるだけ早めにチャレンジしたいもの。
自由な時間を得る一歩目は、意外と地味で身近なすぐはじめられるところにあったりするもんなんですよね。