異業種交流会や同業者のネットワーク型組織には、
最初は勢いよくスタートしたものの、
いつしかフェードアウトしてしまうものも少なくありません。
原因は参加者がその会に対するプライオリティを
下げてしまったからということでしょう。
そうならないために必要なことは2つ
一つ目は金銭的なメリット。
要するに参加することで儲かるのであれば、参加者は自然と集まります。
二つ目は金銭的でなくとも
参加することでワクワクするか。
要するに参加することが楽しいのであれば、参加者は自然と集まります。
では、そのために良い処方箋はなんでしょうか。
それは、セミナー開催や書籍・レポート制作など一定の成果物を
出し続けることだと私は思っています。
ただ、共同で成果物を制作する場合にゼッタイに
いってはいけない言葉というのがあります。
この言葉を発することで、メンバー間で亀裂を
生じることになりかねないからです。
そのことばとは、
「忙しい」というもの。
ひょっとしたら、気軽に発している方もいるかもしれません。
ただ、よく考えてください。
参加者はみんな忙しいのです。
特に力量のあるプロフェッショナルの集団であればなおさらのことです。
その中で、あえてその作業に対する
プライオリティを上げて取り組んでいるのです。
決して暇なわけではないのです。
それを、安易に自分だけが「忙しい」ということは
そのような努力をしている人の努力をないがしろにすることと同じです。
最初は情熱を持って取り組んでいた人もいつしか
「お前だけが忙しいわけじゃない。儲かりもしないのに辞めた!」と
なることでしょう。
一方、全体をリードする人は、参加者のプライオリティを
いかに上げ続けるかということに腐心しつづけなくてはいけないという
損な役回りをやり続ける度量が必要になるわけです。
(私も企画だけしてフェードアウトさせた異業種交流会がいくつも・・・)
というわけで、
当アライアンスLLPでも「忙しい」は禁句です。
まあ、言い出す勇気がないだろうけど。
おかげで、パートナーの結束力は大いに高まったのでした。
めでたし、めでたし。