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共同出版って何?

ほぼ月刊ワンポイントアドバイス<番外編>
ブログをお書きの人の中には、
「いつかは本を出したい!」という人もいるでしょう。
ただ、出版社が「なんて良いブログでしょう。
是非うちで出版を!」なんて声がかかるのを待っていてもねえ。
そんな有名人でない無名の凡人は、「商業出版してくれる
先を探して企画書を一斉送信する!」のが自分の
経験から言っても圧倒的に近道だと思うのですが。
さて、「商業出版できる原稿を探しています!」なんていう
コンテストがあったので、応募してみると、
「残念ながら入選とはなりませんでした。
でも、あなたの作品はとてもすばらしい!
商業出版はちょっと無理だけど、あなたが
製作費を負担する共同出版を是非しませんか」

というお誘いが「ほとんど漏れなく」来るそうです。(^^)


要するに本の製作代=著者が負担、営業活動=出版社が
行うので共同出版と言うことらしいです。
イマイチ自費出版との違いがわかりませんね。
なんだか自費出版って言うのがイヤだから
格好良くコーポーレート出版だの共同マーケティング
だなんて言っているだけのような気が・・・
別に自費出版が悪いなんて言うつもりは全くないですよ。
それならちゃんと最初から著者に説明すれば良いだけですから。
むしろ自分が言いたいことをそのまま伝えたいなら
自費出版の方が自由
ですからね。
それを、本当は自費出版と費用負担が
それ程変わらないのに、「すばらしい才能が
あるので是非共同で出版を!」って言うのは
書き手のピュアな心を弄んでいるようで
一人の書き手として納得いかないのです。
もちろん、著者本人がそのことを
理解して書いているのであれば全然問題ないですが。
さらに、某大手取次店の人にお聞きしたのですが、
形式上は商業出版だけど
「実売で3,000部売れなかった時には、著者が
買い取る」という契約がついている
など、
出版社の実質的なリスクがゼロの「結局
自費出版と似たようなものジャン!」という契約の本も
実は結構あるそうです。
一説には書店に並んでいる本の10%とか
20%とか。
あっ、日本実業出版社はそんなことしませんよ。
すばらしい出版社ですから。(^^;
まあ、ブックマーケティングに主眼をおけば
「本を出した時点でOK」と言う気持ちで費用負担は
構わないと言うことになるのでしょうかね。
ただ、もしほとんど売れなくて本当に3,000部の
買い取りなんてことになったら4~5百万円に
なりますけどね。(^^;
でも、やっぱり読者の手に渡らないとそこまでの
費用負担をする効果は現実的には見込めないと
個人的には思うのですが。
企画書を送って採用になったとしても、
その出版社にお世話になるかは、
まずはどんな契約なのかをきちんと
先に打ち合わせてからにしましょうね。

企画が通ったと浮かれていたら、
実は「あなたはお客さんと見込まれていた」だけと言うこともあり得るのです。
8月末発売予定の第二弾の原稿を
見直していたので、今日はそんなテーマになりました。
最初の本を出すときには、いろいろ出版業界の
リサーチをしたのだけど、ここで言うわけには
いかないドロドロしたことが結構あります。
実は第二弾の中にブックマーケティング手法に
ついて記載したのですが、どうも出版社は
そういうことを書かれるのが余り好きでない
ようです。カットかな。(T T)
「もし書くにしても、
あんたがたまたまスムーズに商業出版になっただけで、
本当はメチャメチャ狭き門であることは
絶対に書いておけ!」ってキツク言われましたからね。
どうです?そういうことって知りたくないですかね。
もし、そういう意見が多かったら、
「ほら、こんなにこういう意見があるじゃないですか」
って言って見ることにします。
でも今回は、読者限定レポートとして
カット原稿を再編集したものをプレゼント
するつもりなので、そっちに
回っているかも知れませんね(T T)
勢いでこんなこと書いちゃったけど、
出版社に「余計なことを言うな」と怒られたら、
速攻でこの記事も削除します。(^^)
なにせ、こっちは印税を頂いている
身分ですからね。[emoji:e-263]

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