前回は著名レビュアーの記事を書いたので、
今回は彼らも読んでないであろう本をご紹介します。
(小さな対抗意識ですね[emoji:e-263])
って、よく見てみたらAmazon時代の土井英司さんの
レビューが思いっきり入っていました。(T T)
やっぱり読んでいるのね。
作者は、元信越化学工業の経理担当常務で
公認会計士の試験委員も努めた、
「伝説の経理マン」金児 昭氏。
そしてこの本は、金児氏の語る
会計の基本を日本語のみならず
英語の対訳付で書かれています。
もちろん、日本語だけを読んでも
非常に優れた会計基本書ということがわかるはずです。
私が強く心に残っているのは、
「経理主導では会社は伸びない」と言う点。
40年以上も経理畑の仕事をしていると、
普通の人間であれば、「経理こそ実は
経営にとって最も重要なこと」と
考えがちでしょう。
しかし、金児氏は
「メーカーがものを
売るためには販売、生産、研究が
三位一体となることが必要。
この中には経理や人事は、
入っていない。」
さらに
「経理の仕事は、バックアップ、
協力的アドバイス、サポート」
であり、あくまでも経理や
人事は三位一体の部門の
バックアップが仕事と
言い切っています。
経理のみならず、誰もが
自分の行っている業務を世の中の
中心と考えがちなところ、
冷静に全体を見渡した上で
自分の仕事の位置づけを
知る必要があることを
思い出させてくれます。
もちろん、英文会計の基本を
知るためのテキストと
しても最良の一冊でしょう。
事実、私もガイジンに
会計の基本を説明しなくてはならない
時に、この本を必死に何度も
読むことで乗り切ったものです。
(もう、二度とやりたくないですけどね[emoji:e-263])
まあ、TOEICとかには全く役に立たないとは思いますが・・・
★★★★★
ちなみにTOEICには、こちらの方が