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必ず完売になる雑誌の特集とは?

ほぼ月刊ワンポイントアドバイス<番外編>
ビジネス系の女性雑誌で毎年掲載されながら
必ず完売になる特集があります。

それをなんだかご存じでしょうか?
正解は・・・
CMのあとで
起業家のための「手ガネ経営」で勝ち残る法

<ツアイガルニック効果[emoji:e-461]>




さて、正解は「英語」特集。
でも、毎年掲載されていると言うことは
要するに多くの人が途中で挫折していると言うことなんですよね。
あと、もう一つ、女性向け雑誌で
夏前に必ず特集が組まれるものが。
それは、ダイエット。
つまり、こちらも必要性を感じながらも
なかなか達成できないと言うことなのでしょう。[emoji:e-263]
さて、私は、友人達とTOEICを
定期的に受けています。
メンバーの大半は、もうすでに
独立した税理士・会計士。
いまさら、英語ができなくて
リストラがされるようなことはありません。
もともとは、私一人が
定期的に受験をしており、
いつしか、それがゴルフの
罰ゲームに採用されたのが
きっかけです。
「人が一生懸命やっていることを
罰ゲームにするとは何事か(怒)」
と思いますが、気がついたら
みんなで受ける楽しいイベントとなって
いたわけです。
念のために申し上げますが、
TOEICで高得点をとることは
英語力の向上を直接意味する
ものではないでしょう。
私の850というスコアだと
「海外駐在員並み」などと
評されていますが、
現実には気を使ってくれるネイティブとなら
なんとかコミュニケーションが取れる程度。
とても、ビジネスで流暢に
使えるようなものではありません。
では、なぜTOEICを受け続けているのか。
それは、このTOEIC受験自体が
英語学習を続けるための
フックとして機能しているからです。

つまり、英語学習はダイエット同様
効果もすぐには出にくいものなので、
多くの人は途中で挫折します。
しかし、TOEIC受験があり、
それも友人たちと勝負ということになれば
どうしてもやらざるを得なくなるわけです。
では、我々のTOEIC受験が学習を
継続するためのフックとして
効果的に機能しているポイントは何でしょうか?
(1)明確な数値・点数化がされている
(2)友人たちとの競争がされている
(3)終わったあとの飲み会を通じてのコミュニケーション

私の中では、この3つだと思っています。
そういえば、会社経営の中でも
ダイエットや英語学習と同様、
必要性はわかっていてもいつも
フェードアウトしてしまうものがありますよね。
それは、経営計画の策定や予算管理。
最初は意気込んで作るものの、
数年にわたって継続して意味のあるもの
にしている中小企業は残念ながら少ないでしょう。
では、この経営計画を全社的に
意味のあるものにするにはどうしたらよいでしょう。
先ほどのTOEICによる英語学習継続効果は
使えないでしょうか。
つまり、経営計画や予算管理をきちんと継続させる
ために
(1)明確に達成度合いを数値化する
(2)全社を巻き込んで競争させる
(3)期限ごとの表彰とコミュニケーション

なんてものを取り入れてみてはどうでしょうか。
初速は抜群なのにすぐに飽きてしまう人は
一度どうぞ。(^^)
うまく、雑誌のキャッチから本題まで
誘導できたでしょうかね。
えっ?長いだけ
そうですか。[emoji:e-263]

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