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土曜日に働いた方が効率は良いのか?

大手企業を中心に週休2日制は定着していることでしょう。
ところが、事業家の多くは、土曜日も
「電話もかかってこないので、集中して
はかどる」と仕事をしている例も多いのでは。(^^)
これは、私が勤務税理士時代のこと。
平日では業務が終わらないと、
チョイチョイ土曜日に
出勤をしていました。
確かに労働時間が増えるのでその分作業は
進むことになります。
ところが、よく考えてみると
「どうせ今週は土曜日もやらなくちゃいけない」
金曜日の仕事をテキトーなところで
終えていた
のですよ。[emoji:e-263]
それも、効率がよいはずの
土曜日はと言うと・・・



「どうせ休日出勤なのだから」と
定時になど起きはしません。
会社に行くものAM10:00位でしょうかね。
それで取りあえず仕事をするのですが、
なぜか「家にいてもやることのないヤツ」も
11時くらいには、休日出勤してくるわけですよ。
とても、平日では終わらないような
仕事ぶりとは思えないんですけどね。(^^)
そうすると、もうサッサと一緒に昼飯。
それもスペイン人のシェスタ並みに長い。[emoji:e-263]
やっと重い腰を上げて、午後の仕事を
するのですがもう4時くらいには、
飲みに行く相談。これが休日出勤の現実でした。
ひどいヤツになると、そんな休日出勤の
くせに、月曜日に振替休日を取っていたり。
結局、効率がよいはずなのに
全然仕事が進まず、「金曜日に一生懸命
やった方が遙かに効率が良かった」

なんてことも度々ありました。[emoji:e-263]
人によっては、毎日少しずつ
仕事をする方が効率的という
方もいるでしょう。
ただ、私はどうもそれが昔から
苦手でした。
そういえば、元船井総研の副社長、泉田豊彦さんも
「若い頃は普通のひとが3日でやる仕事を
顔がドス黒くなるまで働いて2日で終わらせ、
余った1日で遊びに行っていた。」
とおっしゃってましたね。
私もその「教え」を実践するタイプなのですが
よく考えると、その方が多くの作業を
こなせるような実感があります。
もちろん、急ぎの仕事やオーバーフローを
起こせば、土日も関係なく働かなくては
ならないのは当然ですけどね。
当然、今もチョイチョイ土曜日は仕事してますし。
要するに、何を言いたいかというと
「はじめから週6日勤務を前提とした
スケジュールを組むのはやめた」
ということです。
そうすると「私の場合、知らず知らずのうちに
本来、週5日で終える仕事を週6日で
終える仕組みに代えてしまう」からです。[emoji:e-263]
結果的に土曜日も働くことがあるとしても
それは結果であり、あくまでも週5日で
働くことを前提としておき土曜日は
バッファ(緩衝剤)として確保しておく
ことが必要
と言うこと。
仕事をしていけば、予定外のトラブルや
計画変更は付き物。その際最初から
週6日のスケジュールでは、もうバッファが
全くなく、すぐに泣きが入ります。
一方、土曜日をバッファとしておけば、
「ああ土曜日にやれば良いや」と
余裕を持って対応できるはずです。
また、私は、最初から月末日は一切外出の予定は
入れないようにしています。
月末日は「トラブル対応用のバッファ」として確保しており
最初から1日足りない日程でのスケジュールを組んでいる
わけです。

その上で、月末に万一トラブルがあればすぐに駆けつけるし、
何もなければ、翌月の作業を前倒しにしたり、
新たな取り組みについて思考を巡らす等をして過ごすわけです。
まあ、こんなことを言っていられるのも、
それだけ私が仕事をしていないと
言うことなんでしょう。[emoji:e-263]
そう言えば、トリンプ・インターナショナルは
PM6:30になると全員退社いなくちゃいけないらしいですね。
そのため、一切電話を受けない「がんばるタイム」などを
設定し、出来る限りの効率化を図っているとのこと。
やはり制約があると、人は効率化を図らざるを
得ないわけですね。
うちでは、PM6:30上がりは無理かな~。
よし、だったらうちは週休3日制を目指そう![emoji:e-263]
時間がないとお嘆きのあなた。
私の言っていることに近いのですが、
「時間を消費ではなく投資と考える」など、
もっと説得力がある説明を
お聞きになりたければ、是非この本を。
(実際に、本田さんにお会いしたときは、
「えっ、この人がこの本書いたの?」と
正直ビックリしましたが。[emoji:e-263])
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則

【編集後記】
なおこの記事は決して、土日も働くハードワーカーを
批判しているわけではありませんので・・・m(_ _)m

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