また、ネタが切れてきたので連載で乗り切ろうと
考えている吉澤です。
今回の特集は「人前で話す」と言うこと。
私は、大学生時代ずっと塾講師で、その後も
大学の公開講座の講師をやっていました。
実は、あの江川ひろし先生の日本話し方センター在籍中、
500人の前で話すスピーチコンテストでも優勝
しております。
うまいかどうかは別にして、よく考えると
のべ3,000時間以上は、大勢の人の前で話すという
経験をしてきたわけです。
そこで、その中から「人前で話すための基本姿勢」について
生意気にもまとめてみたいと思います。
さて第一回目は「司会・講演・スピーチ」の
うちどれが一番難しいかを考えてみます。
結論は、すべてを行ってきた私の個人的な感覚では、
1,スピーチ
2,講演
3,司会
と言う難易度になると思います。
もちろん、これはあくまでも
必要最低限度の役割を果たすという
レベルのものであり、それぞれ極めようとしたら
それはもう大変なことです。
「顧問先の息子さんの結婚式の司会まで行う税理士」吉澤[emoji:e-263]
としては司会で最も重要視するのは、明るい声と抑揚。
明るい声できちんと強弱をつけリズム感を取ることが
できればとりあえず、怒られることはないでしょう。
セミナーの講演とスピーチでは、多くの人が
講演の方が難しいと考えているのでは?
しかし、現実には全く逆だと私は感じます。
もちろん前提は、きちんと何らかのメッセージを
聞いている人に伝えるということです。
講演とスピーチの最大の違いは、時間です。
実は、講演というのは、多少途中で失敗しても
取り戻しが効きます。特に時間が長いものほど
調整がききやすいのでラクですね。
ですから、余計なことを話す余裕がないので
同じ講演でも短ければ短いほど難易度は上がるわけです。
ちなみに人が集中して聞くことが出来るスピーチは3分間まで。
そのため、良いスピーチとは、3分以内でまとめる
ことが原則となっています。
その時間で、起承転結をつけ、相手に何らかの
メッセージを伝えるというのは非常に大変だと言うことが
おわかりに頂けるでしょう。
次回は、セミナー講師には2タイプあるという話をしてみます。