今思い返してもキツかったスピーチ第三位は
500人の前で行った日本話し方センター「スピーチコンテスト」決戦大会でした。
今回は、それよりキツかった第二位のおはなしです。
まあ、これはもう二度とやることはないですけどね。[emoji:e-263]
第二位 社葬での遺族代表のスピーチ
うちの父が亡くなったときには、某スポーツ用品メーカーの
現役の代表取締役だったので
社葬というのを家族葬とは別に執り行って頂きました。
場所は、上野寛永寺。徳川家の菩提寺なわけですね。
実は、この寛永寺、その裏には輪王殿というものすごい
近代的な葬儀場を有しているのです。[emoji:e-263]
ここで遺族代表としてスピーチを致しました。これは、キツイ。
というのも、もう社葬というのは、父の葬儀と言うだけではなく
次の社長のお披露目式と言う意味合いも兼ねているからです。
ここで失敗したら、自分自身が笑われるだけでなく、
新社長や会社そのものの名前にまで傷が付きますから。
参加者も外でお聞きになっている方を含めるとおよそ1,000人。
中では、銀行の役員さん達とか並んでいるし。
さすがに、緊張しました。それこそ頭と口が完全に分離
していて、勝手に口が話しているような感じでしたね。
でもビデオを見るとなぜか
笑顔なんですよ。緊張すると笑顔になるタイプなんでしょうかね。[emoji:e-263]
ちなみに、その社葬で飾ったオヤジの写真が
今うちの事務所にあります。
事務所の一番奥のコピー機の裏に立てかけてありますが、
知らない人が見たら「宗教団体かと」思うほどのデカさですぜ。[emoji:e-263]
それと、記録ビデオもすごいことに。
スタートは、家族がクルマで会場に入るシーンからはじまります。
私が車から降りるところでストップモーション。
そして「遺族代表 吉澤大」というテロップが!
オイオイ、西村京太郎サスペンスじゃないんだから。[emoji:e-263]