ベストセラー”Hackシリーズ”の著者であり、
松竹芸能の企画室長であり、さらに松竹で
歌舞伎事業のプロデューサーを務める小山龍介さん。
その小山さんが企画して頂いた歌舞伎観劇会に
行ってきました。
「ライオンキングで爆睡した私でも分かる歌舞伎観劇会を
やってほしい」という希望を叶えてくれたわけですね。
小山さん、本当にありがとうございました。
歌舞伎観劇会「トラッド&ヴォーグ vol.1 ~伝統と流行の対角線~」
15:10~16:00 セミナー「歌舞伎を知る」
16:00~16:30 ロビー散策
16:30~20:30 観劇(途中、吉兆にて夕食)
壽曽我対面(菊五郎、幸四郎、吉右衛門、染五郎、菊之助)
春興鏡獅子(勘三郎)
鰯賣戀曳網(勘三郎、玉三郎)
解説:金田栄一氏
(伝統文化放送、歌舞伎座舞台社長、歌舞伎座元支配人)
歌舞伎座の正月公演と言うことで
ありえないほど豪華なメンツだそうです。
まあ、確かにこの私でも名前を知っている人ばかりですからね。
それにわざわざ、歌舞伎座元支配人の金田栄一さんが
歌舞伎についてのレクチャーをしてくれるという。
もちろん、「歌舞伎座のお約束」の吉兆でのご飯も堪能。(←偽装なし)
しかし、生まれてはじめて歌舞伎を見ましたが、
かなりイメージとは違うものでしたね。
ああ、もちろんいい意味で。
花道を使って「ズームアップ」効果を演出したり、
ステレオ効果をだしたりということを江戸時代に
考えていた人がいるというのはびっくり。
まさに、エンタテイメントの原点に触れた気がします。
しかし、だからといって「保存すべき伝統芸能」ではなく、
現在進行形で楽しむことの出来る
エンタテインメントなんだということを知りました。
私のような初心者でも歌舞伎を楽しめる秘密は
「イヤホンガイド」
同時音声で歌舞伎の解説をしてくれるので
登場人物の背景や見所もよくわかります。
実際に、歌舞伎にいかれる方は、絶対に
利用することをお勧めします。
歌舞伎座はご存知のとおり来年の4月で
改修に入ります。
まだ、歌舞伎を一度もご覧になっていない方は
是非、いまのうちにどうぞ!
歌舞伎美人(かぶきびと)