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他人の仕事に尊敬の念を払おう

熟年離婚をした女性によると旦那の一番許せなかった言葉が、「俺がお前を食わせてやっている。」というものらしい。
でも、それって本当に他人事だって笑っていられますかね。私の見る限り、自営業の奥様ほど不条理な職業はないように思えますよ。
ワクワクするような仕事はすべて社長がやり、経理事務のような面倒でやりたくない仕事はすべて奥様に押し付けられる。その上、家事や子育てまでやらなくてはならない。
仕事がうまくいけばすべて社長のおかげ。ちょっとでも、意見をすれば「お前は黙っていろ!」と怒られる。それなのに、万一仕事がうまくいかなければ、「申し訳ない。」の一言で一緒に破産ですからね。
思い当たる人も結構いるんじゃないでしょうか。(^^)


なんで、こんな話をしたかというと、クライアントのインセンティブ規定の作成のお手伝いをしていて一つ感じたことがあるからです。
インセンティブである以上、当然のことながら「競争」の概念は必要ですよね。
ただ、獲得売上のみを評価対象とすると、どうしても仕事を獲得する営業担当者ばかりが評価され、中には「実際に獲得した仕事をこなすオペレーション担当者のことを食わせってやっている。」ような錯覚を持っちゃう人もいるんですよね。
これじゃ、いずれは営業とオペレーションの「会社内離婚」みたいな状態になってしまいますよね。
そこで、このクライアントの場合には、営業担当者とオペレーション担当者それぞれが「他人の仕事に尊敬の念を払える」ような評価方法を出来るだけ目指そうとしています。
強い組織を作る、それ以上によい人間関係を作る上でこの考え方ってすごく大切なんじゃないでしょうかね。それでいて、自分も含めて結構出来ていないですものね。[emoji:e-263]
もちろん、完璧な評価システムなど存在しませんが、試行錯誤を繰り返しながら「従業員自身の成長促進」「従業員が幸せな働き手」となってもらえるような仕組みづくりのお手伝いが出来ればよいなと。
私が仕事をしていられるのも、すべて家族の支えと無理難題を迅速に処理して頂いている方々のおかげでございます。もちろん感謝の心で一杯ですよ。ホントにホントに。[emoji:e-2][emoji:e-263]

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ヨシザワ マサル