ほぼ月刊ワンポイントアドバイス<番外編>
メーデーの参加者
連合発表:100,000人
警視庁発表:25,000人
なんで同じ日のメーデーの参加者が
こんなに違った数値で発表されるのでしょうか。
これは、発表する側が有利になるような
バイアス(偏向)がかかっているからです。
つまり、統計や発表されたデータと
いうものは、そもそも発表した
側の何らかの意図が働いている
と思って見る必要があると言うことです。
ある事実に反対する
メディアがアンケートを行った
とします。
実際には65%の人が賛成していたとしても
「全体の1/3もの人が実施に懸念を
示した」などと書くことも出来るわけです。
よく見るでしょ。こういう新聞社。[emoji:e-263]
さて、本題はここからです。
みなさんは、ビジネス書を読むときどこから読みますか?
速読術の本によると「タイトル、カバーの言葉、
はじめに、目次などを
最初に読んで全体像をつかめ」と書いてありますよね。
もちろん、私もそのようにしてから
本を読むようにしています。
でも、それ以上に最初に読むところがあります。
それは著者のプロフィールです。
はっきり言って本、特にビジネス書は何らかの
利益を期待して著者はその本を
書いているといってよいでしょう。
つまり、読者が著者のビジネスに有利になるような
何らかの感情を抱き、行動をしてもらうことを
意図して書かれているのです。
もちろん、読者に価格以上の情報を
提供しようとは努力するのは大前提ですが、
この点を意識していないビジネス書など、
むしろ出しても余り意味がないと言えるでしょう。
ですから、この本は「どんなバックグラウンドを
もっている人が読者にどんな感情を持ってもらおうと
書いているのか」を最初に読みとった上で
その本を読まないと、正しい情報の習得ができないはずなのです。
とえらそうなことを言っていますが、
実は、日下公人氏の言っていることのパクリなんですけどね。[emoji:e-263]