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「メールは古い、今はチャットの時代」と言われますが、私の使い方だとGmailのほうが合理的なことが多いです。
Gmailであれば、データがWEB上にあるためネットに繋がってさえいればどこでもその送受信が可能であることや、スレッドという一覧形式で表示されることで話の流れがつかみやすいこと、添付ファイルのサイズを気にせず送受信できそのままオンラインの保管庫として機能すること、検索機能が強力で目的のスレッドを発見しやすいことなどの利点があり、多くの人に勧めてきました。
しかし、中には、「自社で独自ドメインを取得し割り当てられたメールアドレスが名刺にも記載されているのでGmailに乗り換える訳にはいかない」と言われることもあります。
ですが、実際には、「独自ドメインのメールアドレス」のままGmailでメールの送受信は可能です。
かく言う私も「独自ドメインのメールアドレス」でGmailを利用しているのです。
そこで、今回はご存じの方も多いでしょうが、Gmailも新しくなって少し設定方法も変わったので「独自ドメインのメールアドレスをGmailで活用するための設定方法」についてまとめておくことにします。
Gmailには他のメールアドレス(アカウント)をインポートする機能があります。この機能を使えば、Gmail上で相手先には独自ドメインのメールアドレスとして送受信をすることが可能になるのです。
具体的な設定方法は次のとおりです。
パソコン版のGmailを開き右上の「歯車マーク」をクリックし、プルダウンメニューから「設定」を選びます。
「設定」画面の中から「アカウントのインポート・エクスポート」をクリックします。
「アカウントのインポート・エクスポート」画面のうち「名前」のところにある「他のメールアドレスを追加」をクリックします。
開いた「自分のメールアドレス」画面で、送信の際に表示したい「名前」と「メールアドレス」を入力し「次のステップへ」をクリックします。
Gmailを使ってメールを送受信したいので「エイリアスとして扱います」にはチェックを入れたままにしておいてください。
独自ドメインを取得したレンタルサーバー会社から交付されたアカウント情報から「SMTPサーバー」「ユーザー名」「パスワード」「ポート」を入力し、「アカウントを追加」をクリックします。
ロリポップだとこんな感じです。
SMTPサーバー:SMTPメールサーバー
ユーザー名:登録したいメールアドレス
パスワード:メールパスワード(ログインパスワードとは別のことが多い)
なお、「SMTP」とはメールの「送信」のための設定であり、「受信」のためには(7)の「POP」の設定が別途必要です。
指定されたメールアドレスに確認コードとリンクが送付されてくるので、コードを入力するかリンクをクリックします。
これで独自ドメインのアドレスでもGmail経由で送受信は可能になります。
そのアドレスをデフォルトに設定したいのであれば、「デフォルトに設定」をクリックし、「常にデフォルトのアドレスから返信する」を選択すれば、独自ドメインのままGmailでメールの送信ができるようになるのです。
今度は、独自ドメイン宛のメールを受信する設定をします。
上記と同じ「アカウントとインポート」画面の「他のアカウントでメールを確認」の横にある「メールアカウントを追加する」をクリックします。
Gmailのまま受信をしたい独自ドメインのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
下記の画面で「他のアカウントからメールを読み込む」(POP3)を選択し、「次へ」をクリックします。
独自ドメインを取得したレンタルサーバー会社から交付されたアカウント情報から「ユーザー名」「パスワード」「POPサーバー」「ポート」を入力し、「アカウントを追加」をクリックします。
ユーザー名:受信したい独自ドメインのメールアドレス
パスワード:メールパスワード(ログインパスワードとは別のことが多い)
POPサーバー:POPメールサーバー
ロリポップだとこのような表示がされます。
Gmailをかませると迷惑メールもかなり強力にカットしてくれるので、とても快適ですよ。
来るのは、名刺交換しただけで勝手に登録されたメルマガくらい。それもすぐ迷惑メールフォルダ送りにしちゃいましょう。
ああ、私は直接「アーカイブ」するようにしてあとでじっくり正座して読んでますよ。はい。