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商業出版特集-その7:こんな本を書いてはいけない!

ほぼ月刊ワンポイントアドバイス<番外編>
前回の商業出版特集からの続きです。
メリットの多いブックマーケティングですが、
それ相応のデメリット、リスクというものがあります。
一つ目は「自分の言葉に責任を持たなくてはならない」ということ。
そしてもう一つのデメリットは、
批判されるリスクがあるということです。
「派手なタイトルと刺激的な文章で有名な
出版社から本を出した著者が、その後多数の
批判を受けてノイローゼで入院した」などという
噂もあります。
やはり、世の中に何らかのメッセージを出し、
露出することになれば、当然批判をされるリスク
を負うことになるのです。

ただ、ここは非常に難しいところですね。
確かに、全く個人的なメッセージを載せず、事実だけを
書き連ねるという本もあるでしょう。
そのような本は、もちろん読者にとって
メリットの大きいものであるかも知れませんが、
その利用方法はいわば「手引書」であり、
その著者の名前すら覚えてくれない場合も
あり得るのです。

そういえば「法人税の取扱いと申告の手引き」の
著者さんって誰でしたっけ?[emoji:e-263]
もちろんその本に意味がないと言うことではありませんが、
本をきっかけに顧客誘引をするという
ことを目指すのであれば
「読者に何らかの感情を持ってもらい
行動に移してもらう」

ようなメッセージを埋め込まないと
意味をなさなくなってしまうということです。
逆に言えば、ここがうまくいけば、
それ程部数が伸びなくても、かなり多くの
好意的なリアクションを頂ける場合もあるでしょう。


つまり、ここで大きな葛藤が生まれます。
ターゲット層の胸に響くメッセージを
埋め込まなくてはならないと言う必要性と
その主張に反発する層からの批判を受けるリスクを
どう考えるかと言うことです。
当然、誰もが納得するメッセージであれば
当たり前すぎて誰も反応しません。
大抵は、相手の心を動かすメッセージとは
「今までのものはダメ」
「私は他人とは違う」と言うような
何らかの既存概念と対立するものになるはずです。
そのため、そのようなメッセージを書く場合に、
「果たしてそこまでして言う必要のあることなのか」
を何度も検証した上で
書く必要があると言うことでしょう。
事実、私も第一作目の時は、
「いかに批判を受けないか」を考え、
相当最初の文章よりマイルドな仕上がりに
しましたし。[emoji:e-263]
それを、単なるストレス発散のため
同業者の批判や業界裏話のような
ことを書き連ねることは、のちのち
大きな問題を自ら抱えることになりかねません。
例えば、我々に関わらず異業種や
同業者と人的なネットワークを
組んで知識の共有や仕事そのものに取り組む
場面も多いでしょう。
そのようなときに当然同業者を酷評したり
業界裏話的なものを披露しまくりの
本を書いていてはなかなか良好な
人的ネットワークなど作る
ことはむずかしいはずです。

そもそもストレス解消のために
書かれたとしか思えない
「自分以外はみんなバカ」的な本に反応
してくる人は「批判好き」な人でしょう。
影では自分が批判されることになる場合も。[emoji:e-263]
ですから、そのようなメッセージを
お書きになることを私はオススメできませんね。
ってこの記事自体が、そういうメッセージを
書いている人を批判していることにもなるのかな~[emoji:e-263]
だったら、すぐ謝ります。そういう人は怖いから[emoji:e-413]
さらに詳しい説明は、
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解説しております。[emoji:e-319]
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