決算書特集-その12:キャッシュフロー計算書の構造

作り方や仕組みも大切ですが
やはり出てきた数値を分析する
ことの方が大切でしょう。
まずは、教科書的にキャッシュフロー分析法
について解説してみます。


「キャッシュフロー」とは、
その言葉の通りお金の流れのことです。


このキャッシュフローをその発生源泉別に
「営業キャッシュフロー」、
「投資キャッシュフロー」、
「財務キャッシュフロー」
と分けて記載するキャッシュフロー計算書
というものが作成されます。
この営業キャッシュフローとは
営業活動から生じた資金の増減を表し、
投資キャッシュフローとは投資活動から、
そして財務キャッシュフローとは
借入金等の資金調達及び返済の差額
を表しているのです。
その上で、この営業キャッシュフロー
と投資キャッシュフローを加えたものを
一般に「フリーキャッシュフロー」
と言います。
このフリーキャッシュフローという
概念は非常に大切です。
なぜなら、これこそが、
企業が自由に利用することが出来る
資金

に他ならないからです。
つまり理想的な形は、
営業キャッシュフローで稼ぎ出した資金で
投資キャッシュフローをまかなった上で
フリーキャッシュフローがプラスである
会社ということでしょう。
いかがですか?
このような説明でご理解頂けたでしょうか。
でもいくら大切と言われても、
あまりに面倒で、もうフリーキャッシュフロー
など計算する気もなくなって
しまったのではないでしょうか。[emoji:e-263]
そんな方のために、
キャッシュフロー分析でもっとも
大切なフリーキャッシュフローを簡単に算出する
「吉澤式・誰にでもできるフリーキャッシュフロー計算式」
について次回は説明することにします。
<まとめ>キャッシュフロー計算書を見る場合、
とりあえずフリーキャッシュフローを見ればOK。

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