日経トップリーダーAUDIOでレギュラーコメンテーターをさせていただいている日経トップリーダーさんで、昨年の「知らないと大損!インボイス制度への最適解」、「金融緩和が終わる今こそ知っておくべき銀行との付き合い方」というテーマに続き、今回は、「中小気h業の経理と税務業務、断捨離のポイント」というてオンラインセミナーをさせていただきました。
このセミナーは、私の事務所の勉強会「やめてみてわかった!経理と税務やらなくてもいいこと」という話を日経トップリーダーの編集長がお聞きいただき、「是非、うちのセミナーでも」とお声がけをいただいたものです。
あんな、半笑いで作ったような勉強会なのに。
さて、誰もが与えられた時間は有限であり、できるだけ短時間で業務を終えたいと考えています。そのために、日々、自動化のツールを使ったり、習練によりその作業時間を短くしたりしようとするわけですね。
ただ、最も時間短縮効果があるのは、何かというと、そうじゃない。『やらなくてもいいことをやらない』ということなんです。
もちろん、やったほうがやらないよりも良いことや、一応ルールとしてやるべきとされたことはあります。
だけど、絶対に必要だと思っていたことが、実は枝葉の話で優先順位は低いし、やらなくても実害はないということもたくさんあるということです。
これが、人の命に関わるような医療サービスや高い精度が求められるような製品製造であれば、どこまでも丁寧に作業すべきでしょう。
ですが、そもそも経理や総務のような「バックオフィス」は利益は生まないし、別に問題があれば後から直しても十分対応可能なこともあるわけです。
もちろん、バックオフィスでも、これだけは合わせなくては大きな問題が生じるという「幹」となる業務や作業はありますよ。
その一方で、その作業のゴールから逆算をしてみると、大して重要ではない「枝葉」も多い。
実際に、生産性の高い人ほど、枝葉と幹を見分け、枝葉をバッサリ切り落とした上で、幹にのみ注力してるものなんです。
つまり、能力のある人ほど、『教科書的には間違いだけど、実務上は正解だ』ということを熟知しているということなんです。
単なる手抜きによる「テキトー」な処理をすれば、後で、その修正にその何倍もの時間とコストを要することになる。
与えられた制約条件の中で最適な作業のみに注力する「適当」な処理には、常に、この作業は「誰のためのものなのか」を考えた上で、
勇気を持って枝葉を切り落とす必要があるのです。
お聞きになっていただいた方にとって一つでもお役に立てることがあったのであれば何よりです。