Categories: ワンポイント

みんなの相続-隣の相続はなぜ、あんなにもめたのか

実は、先日相続に関する書籍原稿を書いてみました。
私のタイトルは
「みんなの相続」-隣の相続はなぜ、あんなにもめたのか-
先日、プレジデントさんのインタビューで「遺産相続」の
話をさせてもらいながら、どうしても雑誌の誌面だけだと
すべてを伝えられないので、「このまま1冊の本にできないか」と
考えたわけですね。
コンセプトは、シチュエーションドラマ風の体裁をとることで、
隣の相続をのぞき見るようなつもりで
読んだものが、実は自分もその当事者であることに
気がつき「両親が元気なうちにしか対策ができない」
ことを理解してもらうことを目指したものです。
それも、自分自身相続対策にあれほど従事していながら
自分の父の相続時には、何もできなかったという
反省があるからです。
しかし、商業出版をしてくれる出版社を探したのですが、
結論は出版には至りませんでした。



打診をしたり、企画書を送付したのは全部で20社以上。
中には、懇意にしている出版社もありましたがそちらもNG。
数社の競合になった「起業本」とは大違いです。
というか、前から「相続と税金は無理!」と
何度も言われていたのですが。[emoji:e-263]
内容以前に、「需要が全くない」とのこと。
まあ、自費や買取を付ければ出版も可能なのでしょうが
売れないならさすがに意味もないですからね。
「オイオイ、ダメだったものを書いてどうするんだ」
と言われそうですが失敗事例の方がむしろ貴重なデータなんですぜ。[emoji:e-263]
って「せっかく1冊本を書いたのにボツになるのか」と
お思いの方。
別に負け惜しみじゃなくて本当に書くこと自体が
知識整理になるので絶対に無駄になんかなりませんよ。
[emoji:v-221]
そのまま、対面でのコンサルにも使えるわけですから。
だから、まずは書いてみてください。
今回は、全くブックマーケティングを考えず
純粋に「相続の準備は、両親が健康なうちにしかできない」
ということをクライアントに伝えるために書いたものです。
だから、この本を読んでも
全く新規のお客様や、新たな仕事が獲得出来る
と言うことはないはず。
うちの親が亡くなった時のことを思うと、
なかなかビジネスに直結をさせるために
過度に心理不安を煽ったりする気にもなれませんしね。
ただ、現実には、それだと
「センセーショナルで新鮮味のある本」には
ならない。
さらに、そもそもまだ痛みを実感出来ないし、
読んで何らかのベネフィットがすぐ生まれるわけでも
ないので、なかなか1冊の本となると、
販売には結びつかないそうなのです。
このあたりが商業出版の難しいところ。
こちらの思いを余り強く出すと、マーケットから乖離してしまう。
と言うことを身を以て知りました。
ちなみに「事例部分は面白かったけど
実用解説部分は要らない」
というのが、
読んで頂いた方の多くの意見でしたね。
いやいや、それじゃ、本にならないじゃん。
そう考えると、むしろ雑誌の記事向きかも知れません。
って思っていたらちゃんと活用してくれる
ところが。[emoji:v-221]
我ながら、転んでもタダで起きないと言うか
結果オーライというか。[emoji:e-263]

9割の人が間違えている「会社のお金」無料講座公開中

「減価償却で節税しながら資産形成」
「生命保険なら積金より負担なく退職金の準備が可能」
「借金するより自己資金で投資をするほうが安全」
「人件費は売上高に関係なく発生する固定費」
「税務調査で何も指摘されないのが良い税理士」

すべて間違い。それじゃお金は残らない。
これ以上損をしたくないなら、正しい「お金の鉄則」を
ヨシザワ マサル