ネット専業のライフネット生命が
自社の原価(純保険料)と経費(付加保険料)の開示を行った
ところ、そのサイトにアクセスが殺到したとのことです。
ネット生保原価開示で大反響 「1日で24万PV」、問い合わせも殺到
この記事によると、契約内容にもよりますが
ライフネット生命の経費が30%程度なのに対し、
大手生保の場合、なんと経費率が60%にもなるとのこと。
確かに「経費率60%」の根拠は、定かではありません。
ただ通説では、「生保の経費率は概ね30%」といわれていましたが、
コストの低いネット生保が堂々と原価を開示した時の経費率が約30%です。
それをひた隠しにする大手生保の経費率がそれと同じということは
まずないでしょうね。
別に、生命保険の必要性を否定するつもりは全くありませんが、
資金の運用を保険会社に任せると考えると、
これだけの経費率を取られながら、プラスの運用を期待するのは
かなり厳しいでしょう。
やっぱり、保険会社には万一のための保障だけをお願いして、
資金運用は別の方法をとった方が良いのでは?
保障は
1.「県民共済」「こくみん共済」「JA共済」の三連コンボ
2.逓減定期保険で保障額を実情に合わせる
老後資金の確保は
1.小規模企業共済で退職金の準備
2.個人向け国債か定期積金
というのが、当事務所が考える生命保険活用の基本姿勢です。
「保険で財産を作る」「保険で貯蓄」という発想からは、
そろそろ卒業しても良いのではないでしょうか。
今後は、生命保険もこの原価率などを比較検討しながら
加入するのが当たり前になってくるかもしれません。
でも、そうなると、比較検討しづらくするため
いろいろ複雑は保障内容にしてきたりして。
おっと、こういうこと言っていると、保険会社からのオファーが・・・
今も頂いていますが。
まあいいか。私が書くわけじゃないし。