「J・F・ケネディの屈強なボディガードを
小さな体でねじ伏せた」という伝説の武道家・塩田剛三。
その塩田剛三を創始者とする合気道が養神館です。
（「グラップラー刃牙」という漫画の渋川剛気の
モデルがこのヒトと言われています）
実は、私。以前そこに通っておりまして、一応
初段まで取得しました。
それも通常でも3年以上、一般の部の道場最短記録が
1年6ヶ月であるところを1年9ヶ月という極めて
短期間のうちに取得しました。
前屈しても、ひざまでしか手がつかないほどの
体の硬さである私が、それだけ短期間で黒帯に
なれたのには、ある秘密があります。
それは・・・・

これを使ったから。
養神館合気道技術全集BOX

これは、100本以上の合気道の技をきちんと言語化し
細かく解説したDVDです。
合気道は、一見極めて感覚的なもの。ただ、実際にやってみると
動作の大半は覚えるものであることに気がつきます。
そこで、私は、事前にDVDで再生スピードを落としたり
しながら動作の基本を徹底的に暗記していったのです。
その上で道場では、力の強さやタイミングなど感覚的な部分の
指導を受けながら体に焼き付けていきました。
結果として、何の予備知識もない状態から
足や手の運びも「慣れればわかる」という練習を続けていた
ヒトよりは、はるかに早く技を習得し黒帯取得が
可能になったのです。
これって、ビジネスの仕組み化でも全く同じじゃないかと。
マニュアル作成の重要性は、ことあるごとに
お客様には伝えています。
しかし、これほど実行されないアドバイスも
珍しいというか。[emoji:v-292]
やらない理由として、ほとんどのヒトが
口にするのが「うちは、特殊だからというもの」
その業種一筋で生きてこられた方が、一体
どの業種と比較して特殊と言っているのかは
よくわかりませんが。[emoji:e-263]
さらに「うちの技術や俺の営業のノウハウなんて
感覚的なものだからマニュアル化できない」
とおっしゃるのです。
いやいや、何もマニュアルで匠の技が身につくとも、
カリスマ営業マンが出来るとも言っていません。
少なくとも、
人材をある程度の戦力とするのに
かかる時間を圧倒的に短縮できる
と申し上げているのです。
合気道だって、相当感覚的なものですよ。
その感覚的なものを「言語化」することが
業務の効率化のためには大切なのです。
うちの場合にも、経理代行のスタッフを戦力化するためと
自社で経理を行う方のために
「超実践的経理マニュアル」「チェックシート」そして
私が吹き込んだ経理マニュアルの「音声版CD」という
三点セットを用意しています。
今は、音声版やDVDの制作も非常に簡単に行えますね。
その過程で仕事を分解して、40点の人でも
出来る仕事と90点の人しか出来ない仕事に
モジュール化することも大切です。
人は「達成感」と「他人からの承認」
を繰り返し感じることで無理なく継続的な
取り組みを行うことが出来るようになるのです。
そのために、細かく習得すべきスキルを
段階的に明確化することが必要なのです。
（養神館も昇級・昇段に必要な技が明示されており、
気がついてみると初心者が技を習得するのに
恐ろしく合理的なプログラムが組まれている
ことに気付かされます）
「えっ、忙しくて出来ない？」
いや、やらないから忙しいのでは。
「いつまでも社員が育たない」とお嘆きのあなた。
嘆く前に、出来ることからでよいので
一度自社の業務を一つ一つマニュアル化
してみてはいかがでしょう。
って、毎回言ってもやらないんだな。これが。[emoji:v-292]
ああ、あと念のために申し上げると
初段じゃ何も出来ませんよ。やっと「入門許可レベル」ですから。
私の場合、ローキック一発で倒されると思います。
それと、三年通って今は道場にはいっていません。
やめた途端に筋肉は落ち、一気に太っちゃいましたね。
って、全然継続できてないじゃん。[emoji:e-263]
【参考文献】
すごい「実行力」

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