「オーナー社長のための資産運用戦略」の勉強会にご参加いただきありがとうございました
アライアンスLLPセミナーのオーナー社長版
お客様とお世話になった方限定のクローズドの勉強会を3ヶ月に一度開催してもう15回目になります。
大変たくさんの方にご参加いただきまして誠にありがとうございました。
今回は「オーナー社長のための資産運用戦略」というテーマです。
7月に毎年しているアライアンスLLPセミナー「やってみてわかった!ホントに役立つ投資術」の振り返りとして、特にオーナー社長向けにブラッシュアップ。
ちなみに、こんな話をしました。
オーナー社長の偏ったポートフォリを補正する
オーナー社長は、「資産運用が大好きな人」と「絶対にしたくない人」に分かれます。
資産運用が大好きな社長は、「お金を寝かせておくのはもったいない」と日々有利な金融商品を探し続けています。
実は、私も過去に色々な資産運用を試してみました。
それこそ、株式投資はもちろん、外国のプライベートバンクに口座を開設したり、ヘッジファンドを購入したりということまで。
その結果はどうかと言われれば、「その労力で税理士業務を頑張ったほうがもっとお金は儲かっただろうな」ということです。
「いやいや、自分は資産運用で儲かっているぞ」と思っている人の中にも、冷静に計算をしてみたら実はトータルではマイナスであったり、さほど儲かっていなかったりということも。
投資意欲の高い人ほど、行動ファイナンスで言う自らの知識や能力を過大に評価した「自信過剰バイアス」に陥りがちなのです。
そんな人ほど、「金融のプロ」が仕掛けたリスクやコストを過分に押し付けられたような不利な金融商品を意気揚々と購入したり、「数字のプロ」が仕掛けた全く節税効果のない金融商品を損とも知らずに加入したりしているのです。
確かに、努力とセンスで、専業投資家並の利益を上げている人もいるでしょう。
その事実は否定しません。
ただ、その努力をするくらいなら、得意な自分の事業で努力をしたほうが利益が上がる「期待値」は高いのではないでしょうか。
ほら、資産運用などしないでまじめに自分の事業で頑張った方はいいー
確かに、儲かっている会社の社長ならそうかもしれません。
そもそも、自分の事業でリスクをとっているのに、わざわざ資産運用でさらにリスクを上乗せする必要などないだろうー
資産運用を絶対にしたくない人はそういうでしょう。
ですが、オーナー社長というのは、「自分の会社への投資家」であり、連帯保証によりそのリスクをすべて背負っているというのは、「借金をして全力で一つの会社に投資をしている」ということではないでしょうか?
よく「自己資金で株式投資をして失敗しても手許の金がなくなるだけで済むが、借金して株式投資をして失敗をすれば借金だけが残るので怖い」などと言われます。
そのこと自体、大きな勘違いではありますが、その「怖い」と恐れる借金での株式の投資先は大抵上場企業ですよね。
そうそうつぶれるものじゃない。
でも、オーナー社長であるあなたが、借金をして全力で投資をしているのは「町の中小企業」ではありませんか?
どう考えても、上場株式への投資より「資産運用など怖くてしない」という「リスク嫌い」のあなたが背負っているリスクのほうがずっと大きいはずです。
では、どうすれば、そのリスクを少しでも軽減できるのでしょう?
投資の鉄則に「たまごはひとつのかごに盛るな」という格言があります。
いくらリターンがよくても、一点集中投資は損をした時の被害が大きくなるので、リスクを軽減するために、「分散して投資をせよ」ということです。
つまり、オーナー社長は、「もっと儲けるために」と言うよりは、「自社全力一点買い」という”偏ったポートフォリオ”を補正し、リスク軽減のためにあえて資産運用をする必要があるということ。
要するに申し上げたいのは、「本業に専念することでリターンを最大化しながらリスク分散を図る」というオーナー社長ならではの資産運用スタイルがあるはずということなのです。
え?何を買えばよいかがわからないですって?
そんなのがわかれば、私も人様の申告書など書かずに家で資産運用だけしてますって。
私にも、どの商品のリターンが良い「お宝商品」なんて見分けることはできません。
そもそも市場にオトクなお宝商品なんてないですよ。
だって、買う側にとって確実にオトクな金融商品があるとすれば、売る側はわざわざ損を承知で売っているということですから。
強欲で生き馬の目を抜くような金融市場にそんな人などいるわけがないでしょう。
あるのは、そんな自分勝手に都合の良いことを考える人をカモにするような「ボッタクリ商品」の方です。
リターンはどんなに学習しても誰にも予想できるものではありません。
確実に学習することで成果をあげられるのは、そんなボッタクリ商品を見抜くこと。
そして、”マイナスのリターン”である運用コストが安い商品を探し、税金の安く済む運用方法を見つけるということなのです。
そこで、今回は、税の専門家として、そして、自ら”血を流した”投資家として「オーナー社長ならでは資産運用戦略」について、どこぞの業者と提携して「セミナー後に別室で個別相談」など一切することなく、好き勝手に放談させていただきます。
この勉強会にご参加いただければ、あなたも、おかしな投資手法や金融商品に騙されることなく、事業に専念しながらリスク軽減するための手法を身につけられることをお約束いたします。
■コンテンツ
・自社株、自宅、預金。自分の”ポートフォリオ”を検証してみよう
・絶対に守りたい!オーナー社長が採るべき「3つの投資運用スタンス」
・プライベートバンクに口座を作り、ヘッジファンドを買ってみたらこうなった
・法人、個人、どっちで資産運用をするのが有利なの?
・金融一体化課税で使えなくなったオーナー社長の”投資救済策”
・「小規模企業共済」は全額所得控除になるから節税になるわけではない
・退職金準備の節税保険がダメで小規模企業共済ならばよい本当の理由
・ガチで検証!社長一人でも使えると話題の「企業型DC」
・小規模企業共済、NISA、iDeCo。オーナー社長が加入すべき優先順位とは?
・退職金って、支給時期で大きく手取り額が変わるってご存知?
・「自己資金ならOK、借金で投資はリスクが高い」という痛すぎる勘違い
・金融庁長官もキレた!巷で大人気な「3つのボッタクリ金融商品」
・外貨預金ほど「割の悪い海外投資」はないですよね
・今さら聞けない「インデックスとETFの違い」ってなに?
・海外ETFの「二重課税問題」はこうすれば簡単に回避できる
・損してわかった!ポートフォリオ補正に最適な金融商品はこれだ!
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