部下は信頼しても信用しない

2013-11-28 14.31.16

新たな防犯措置には反発も

マイナンバー導入に伴って、データが漏洩しないための安全措置を講じなくてはなりません。

データ流出の原因の8割は、ハッキングなどの外的要因ではなく、内部の要因によるものと言われています。

そのため、データが保管されている部屋に鍵をかけたり、入室の際にはUSBなどの記録メディアを持ち込ませないなどというルールを新たに導入する必要もあるでしょう。

別にマイナンバーに関わりはなくとも、会社には、商品の保管されている倉庫などに私物のかばんを持ち込まないなどのルールも必要です。

これらのルールは定着してしまえば、どうということでもないのですが、新たに導入しようとすると、従業員から「自分たちのことを信用しないのか!」という反発が起きやすいもの。

そこで今回は、新たな防犯措置を講じるときには従業員にどう説明するのがよいのかという話をしてみようと思います。

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いきなり大きな金額の横領をする人などいない

銀行員や会社の経理担当者による多額の横領事件が報じられることがありますが、いきなり多額の使い込みをする人などいないはずです。

最初はビビりながら少額をちょろまかしてみて、様子をうかがい、これはチェックが甘いぞと思うと、徐々に金額が大きくなり、そのうちに感覚が麻痺してありえないような金額の横領につながっていったのではないかと思います。

要するにギチギチにチェックをして「ここで横領などできるわけがない」という雰囲気作りをすれば、それらの犯罪を未然に防げることが多くなるわけです。

身近で起きた横領事案でも、経理担当者が小切手を一人で切ることが出来る状態になっていて、その資金の使途は「社長の活動費」とされていました。

横領を発見した理由は決して高度な監査テクニックを駆使したものではなく、

「社長、ずいぶんお小遣いでてますけど」

「いやいや、そんなことないし」

「いやいや、私に隠したってしかたがないでしょ」

「いやいや、マジで隠してないし」

という社長との会話の横で、経理担当者が急に震えだしたのを見て気がついたのです。

実際に普段から社長の活動費がザックリと出されていて気が付きにくい上に、印鑑まで預けて小切手発行を経理担当者が自由に行えてしまう環境だったわけです。

きっと、最初は小さな使い込みをしてみて誰も気が付かなかったので、ドンドン犯行が大胆になっていったのでしょう。

もちろん、横領する人が一番悪いですが、「ひょっとしたら横領ができるのではないか」と思わせる環境にしてしまった会社側にも責任はあると言わざるを得ません。

なので、新たな防犯措置を講じる際に顧問先の従業員から反発をされた場合には、

「人間はそれほど強くはない。私だって誘惑には弱い。誰もが小さな不正から始めてみて気が付かれないと大きな犯罪に手を染める。だから、あなた達を守るためにも、小さな不正すら起こせる気にならないようにしなくちゃいけない。会社には、従業員を犯罪者にさせない義務もあるんですよ」

ということを伝えるようにしています。

「私は、部下のことを信頼しているが信用はしていない」

独立当初から大変かわいがっていただいた某金融機関の支店長で後に監査役までなられた方が教えてくれたことを思い出します。

最初は「なんてことを言うんだろう」と思っていましたが、部下の犯罪を未然に防ぐ姿勢というのは、こういうことなんだなあと最近思うようになりました。

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