クローズド勉強会「俺みたいになるな!買ってはいけない金融商品」ご参加いただきありがとうございました

9/7にクローズドの勉強会をいたしました。

テーマは「俺みたいになるな!買ってはいけない金融商品」というもの。

本来、うちのお客様向けのクローズドの勉強会ですが、7月開催のアライアンスLLPセミナーの早期申込み特典としたところ、あっという間に100人以上のお申し込みを頂いたので、今回は、外部の方の有料の募集はいたしませんでした。

ご参加いただいた方、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

ちなみに、こんなことを話しています。

「人生100年時代」を生き抜くお金をどうする?

ロンドン・ビジネス・スクールの教授であるリンダ・グラットンらの『LIFE・SHIFT』という本によると、先進国の平均寿命は10年につき2年から3年のペースで伸びており、平均寿命が100年となる「人生100年時代」はもうすぐそこまで来ているとのこと。

これは決して喜ばしいことだけではなく、これからは誰もが「長生きし過ぎ」のリスクに備えなくてはいけないということです。

一方で、日本の社会保障費は、1990年から2010年の20年間でおよそ2.2倍に増加し、少子化の進展でその負担は加速度的に増加していくことが確実視されています。

十分な額の年金支給が不安視される中、人生100年時代を生き抜くためのお金を用意するには、できるだけ現役として仕事を続ける上に、その現役のうちにより多くのお金を残しておくしかないのです。

そのためには、今よりも収入を増やし、無駄な支出を削減することに加えて、お金を運用することにも目を向けざるを得ません。

では、どうやって資産運用をすれば良いのでしょう?

投資の成果である「リターン」は、誰にも予測ができません。「過去のデータやトレンドから将来の価格は予測できない」という「ランダム・ウォーク理論」という考え方が、ファイナンスの世界では主流といえます。

事実、ノーベル経済学賞を受賞したメンバーまで揃え「ドリームチーム」といわれた投資ファンドLTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)だって、わずか4年で破綻しているのです。

つまり、過去の株価のチャートからトレンドをつかんだり、決算書を分析したり、どの金融商品をどう買うと儲かるのかという投資手法について学ぶということは、投資のリターンについてはつながりにくいということ。

要するに資産運用というのは、いくら勉強をしたところで、誰がやっても結果にそれほどの差はありません。

リターンが高い商品にはそれだけ高いリスクがあり、そのリスクを受け入れることで高いリターンが期待できるだけのことです。

どこにも、投資の必勝法はもちろん、負担するリスク以上にお得な「お宝商品」などないのです。

もし、そんな買う側に有利な金融商品があるとすれば、それは、売る側が一方的に損なことを承知で販売しているということであり、金融のプロがわざわざそんな商品を売るわけがないでしょう。

むしろ、派手な宣伝がされているものは、売る側のプロが買う側にド素人に不当にリスクやコストを負担させたボッタクリ商品ばかりなのです。

しかし、「お金儲け」ほど人を魅了する言葉はなく、どれだけ、そう説明されたとしても、誰もが魅了され判断を誤ってしまうもの。

そのことは、先日のアライアンスLLPセミナー「やってみてわかった!ホントに役立つ節税」でもお伝えしました。

「どこかに知る人ぞ知る賢い節税商品がある」との幻想から、ただ売った人だけが儲かる節税商品を自分は節税に詳しいと思い込む「節税名人・気取り」ほど、ありがたがって大切なお金をドブに捨てているのです。

そこで、今回の勉強会では、節税商品同様、拙著「金融商品解剖図鑑」(かんき出版)でも著したように、そんな巷にあふれる美辞麗句が並べられたボッタクリ金融商品のカラクリを解き明かそうかと。

そうすれば、あなたは、私のように株式投資、不動産投資はもちろん、外国のプライベートバンクに口座を開設したり、ヘッジファンドを購入してみたものの”大量の血の涙”を流すことなどしなくて済むのではないかと。

だったらそもそもそんな資産運用なんかしない方がいい?

いやいや、中小企業の社長ほどリスクを背負っている人なんかいないですよ。あなたは、上場もしていない町の中小企業に借金の連帯保証までして「全力一点買い」しているんですから。

投資のポートフォリオとしては、メチャクチャヤバい状態なわけです。

そんな偏ったポートフォリオを正すためには、投資先を分散するしかない。

金融商品での資産運用は、別により多くお金を儲けるためだけに行うのではないのです。

私自身も紆余曲折の上たどり着いた「投資については努力は一切しない。その代わりガマンだけはする」というスタイルに変えることで、今では、一番得意な本業に専念することでリターンの最大化を目指しながらも、『自分全力一点買い』という歪んだポートフォリオを補正しリスクを軽減することができるようになったのですから。

この勉強会にご参加いただければ、あなたもおかしな投資法や金融商品の罠を見抜く『投資賢者』であるとともに、リスクを分散しながら本業に専念する『有事に強い社長』になれることをお約束いたします。

コンテンツ

 

・フィデリティ証券の調査「ここ10年で一番儲かったのはどんな人?」

 

・プロだから運用がうまい?ならば、なぜサラリーマンをやめないの?

 

・プラスのリターンは予測できないが、マイナスのコストは下げられる

 

・使わないカネはカバンに詰めて「上りのエスカレーター」に乗せておけ

 

・レバレッジの本当の怖さは、”ロデオ”から振り落とされやすくなること

 

・ライフステージごとのリバランスなんてホントにいるのかね?

 

・ピンチでもチャンスでもカネの必要な社長は流動性を侮るな

 

・保険は有意義だが、制度維持コストが高いので損を承知で渋々加入を

 

・ドルコスト平均法に大した意味はない。金があるなら時間を味方にしろ

 

・資産運用は、税制上は法人有利だが、銀行がなんというかなあ

 

・金融庁が「買ってはいけない」と名指しした4つの金融商品

 

・流行りの「レバナス」。どう考えても長期投資には不向き

 

・一人でも加入可能な「企業型DC」ってどれくらいオトクなの?

 

・イデコの改正で重複制限期間も前19年間に伸びました

 

・やっとゴールしたと思ったら、勝手にゴールを動かす「仕組預金」

 

・有名企業なのに高金利な債券だと思ったら「EB債」だったw

 

・「変額年金」という保険会社が運用する実は投資信託

 

・地方の築古物件の利回りが高いのはお宝物件が眠っているワケじゃない

 

・保険会社が勧める新商品。実はそれ、保険契約の「転換」だから

 

・保険の解約返戻金が初年度ほぼ0%ってどういうことなんだろうね?

 

・外貨が円安で儲かったって、あなたの持ってる円も安くなってますよ

 

・低コスト商品ランキングを追いかけ続けるのもコストです

 

・改悪続きの楽天経済圏とSBI経済圏、どっちが得なの?

 

・結局「買ってはいけない金融商品」を一言でいうと・・・

 

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