電気代を少しでも安くしたい|これからは固定費の削減を

コロナ禍でやるべきことは固定費の削減

緩やかな景気拡大期には高かった「節税」ニーズもこのコロナ禍では消失し、一気に環境が変わりました。

未曾有の緊急融資により資金繰りの逼迫感は思ったほどないのかもしれませんが、景気低迷はこれからが本番ではないかと。

そんな景気低迷期にニーズが高まるのは「節約」「経費削減」。

リーマンショック直後がまさにそうでしたから。

そこで、今回は、固定費のうち「電気代」について無理なく節減する方法はないか検討してみようと思います。

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通信キャリア会社での契約で割引も

電気代の節約のために「電気をこまめに消す」とかいうのは、どうにも性に合わないです。

ですから、一度の手続き変更で恒常的に経費削減できる方法を考えてみようかと。

さて、2016年の「電力の小売完全自由化」により各種の事業者が新電力会社として電力事業に参入をしたことで、どこから電気を購入するかの選択肢が増えました。

あくまでも新電力会社は電気の小売をするということであり、実際の電気の送配電については、従前どおり、東京電力などの大手電力会社が担っています。

要するに、電気の使い勝手は今までと何も変わらないけど料金プランの選択肢が増えたり、競争が促進されて割引やポイント還元がされるようになったということです。

ちなみに、私は、auに勧められるまま「auでんき」を利用し、通話料と一緒に電気代の引き落としがされています。

正直、税理士事務所の電気代など大した金額でもなく、まったくどんなものなのか気にもしていなかったのですが、今回調べてみたら、「auでんき」にもポイント還元がされていたのですね。

毎月の電気料金に応じて、8,000円以上であれば、電気代の5%相当額のPontaポイントが還元されるそう。

Pontaポイントってなんだよというと、リクルートが中心となって開発をした共通ポイント制度で、ローソンやすき家などで1ポイント1円として使えるもののようです。

うーん、使ったことないな。auについては有効期限は付与から1年間のようなので、今後はよく見てみようと思います。

auでんき

なお、ソフトバンクでは、「おうちでんき」に加入をすることで、ソフトバンクの通信回線ユーザーに対して1回線ごとに100円/月の割引を最大10回線まで2年間の通信料金の割引をします。

その上、電気料金の従量課金部分についてずっと1%の料金割引をしてくれるようです。

いずれにせよ、通信キャリアと契約している方は、電気の支払先も合わせることで、請求書も一つになる上、何らかの割引やポイント還元は受けられるということでしょう。

おうちでんき

ただし、電気料金自体は、通信キャリア系の会社を選んでもほとんど安くはならないです。

楽天経済圏で電気料金も

楽天では、クレジットカードや銀行、証券などの金融サービスを重ねて利用することで、楽天ポイントの還元率が上がっていくという「楽天経済圏」が形成されています。

当然のように「楽天でんき」なるものもあります。

この「楽天でんき」に切り替えると、電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

楽天ポイントは1ポイント1円なので、楽天のでんきの還元率は0.5%となります。

さらに、「楽天でんき」の支払いを楽天カードにすると、利用金額100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

なお、楽天ポイントは楽天経済圏で使用が可能であり、その換金性はほぼ現金と同じといえます。

その上、SPU(楽天スーパーポイントアップ)により、楽天のでんきを利用することで、楽天市場での買い物について+0.5倍ポイント付与率がアップします。

「別に楽天市場でモノなど買わん」と思うかもしれませんが、事務系の消耗品から製造工場の消耗部材まで取り扱いがされていることを考えると、事業者にとって、楽天経済圏でのサービスを重ねて利用することで買い物ポイント≒割引率を上げていくことは、決してバカにできない経費削減効果をもたらすことになるはずです。

「楽天でんき」は、通信キャリア系の会社とは異なり、電気料金自体が安くなります。

というのも、楽天でんきでは、基本料金は0円です。

また、従量課金の料率も一律であるため、段階的に従量課金の料率の上がっていく大手電力会社よりも、使用電力量が多くなると従量課金分も安くなるのです。

(ひとり暮らしなど電気使用量が少ない場合には、大手電力会社のほうが電気利用金が安いこともあります)

事業用の電力ならば大きな料金の差に

家庭用の電気代ですとさほど大きな固定費削減効果はないかもしれませんが、事業用の電力となるは話は別ではないかと。

使用電力量が大きい事業用の電気代については、新電力切り替えによる固定費削減効果も無視できないくらい大きくなるでしょう。

例えば、楽天でんきには法人向けのプランもあります。さらに、その支払いがクレジットカードで可能ということになれば、多額の還元ポイントが手間を掛けずに自動的に貯まっていくことにもなるのです。

これら以外にも多くの新電力がそれぞれ独自の料金体系を提示しています。

例えば、独立系新電力会社Looopも「ずっと基本料金0円、解約手数料も0円、違約金も0円」と具合です。

それらをすべて比べるのは手間がかかりますが、カカクコムなどで地域ごとの料金の比較や特別のキャンペーンを提示していますので、一度見比べてみるとよいのではないでしょうか?

固定費の削減は一度の手間でずっと経費削減の効果が続くのが魅力ですよね

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