【御礼】第八回NoPlan勉強会「会計ではわからない本当の損得の考え方」にご参加いただきありがとうございました。

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先日、お客様やお世話になった方限定のクローズドの勉強会を致しました。
タイトルは「会計ではわからない正しい損得の考え方」というもので
いわゆる経済性工学について一緒に議論をしました。
従来の会計的利益計算とは異なるややニッチで難易度の高いテーマだったので、
参加者は少ないものかと思っておりましたが、実際には過去最高のお申し込みを頂きました。
キャンセルを見込んで、実は当日までオーバーブッキングの状態でしたが、
大幅に増席をした収容人員ギリギリの30名の方にご参加を頂きました。(汗
勉強会後の個別の質問も多く、予想外に参加された方の関心の高いテーマなんですね。
ご参加いただいた方、貴重なお時間を頂きありがとうございました。

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ちなみに、こんなことをやりました。
さて、質問です。
あなたが普段良く使っているプリンタのインクが、通常500円のところを
閉店セールで100円で売っていたので、最後の1つを買って帰りました。
その話を友人にしたところ、そのインクを300円で売って欲しいというので売りました。
さて、あなたは、インクを300円で売ることでいくら得をしたのでしょうか?
「100円で買ったものを300円で売ったのだから200円得をした」
そうお答えになった方は、是非今回の勉強会に参加なさってください。
残念ながら、それでは、「正しい損得計算」ができていないことになります。
確かに現在から過去を見る「会計的な利益計算」であれば、それで良いかもしれませんが、
社長がすべき「本当にこの行為をするべきかどうか」という「意思決定的な損得計算」では
別の視点で判断をする必要があります。
これは、「経済性工学」や「経済性分析」といわれるもので、
「投資の採算計算」や「ファイナンス理論」、「企業価値算出」などの前提にもなるものです。
はっきり言って、ほとんどの税理士は、この点についてきちんと理解していないはずです。
少なくとも税理士の試験科目にはなく、私自身も中小企業診断士という別の資格を
取っていなければ知ることのなかった分野なので間違いありません。
そのため、「自己資金で投資をして失敗してもお金が0になるだけだが、
借金で投資をして失敗をしたら借金が残るので投資のリスクが高い」だの、
「生命保険で役員退職金の準備をすれば、法人税よりも退職金のほうが
税負担が低いのでお得」だのというまるでナンセンスなことを言い出すのです。
これらは、何がおかしいのかというと「比較をするための条件」を
正しく把握できていないということにあります。
意思決定の損得を正しく判断するためには、
スタートとゴールを確認し、「その行為によって何が変化するか」を
きちんと把握しなくてはなりません。
そのためには、意思決定によって影響を及ぼさないものを
見抜き、それを摘み取ることが必要です。
これが出来ずに、自称「数字に強い人」が仕掛けた甘い話に乗せられ、
無駄なコストや知らず知らずにリスクを負担させられている人が
なんとも多いこと。
ただでさえ、生き残るのが難しくなってきた中で、無駄なコストや
リスクを被せられたら、ますますシンドいことになるのではないでしょうか?
皆さんには、都合の良い部分をつまみ食いしたり、
わざと複雑にして煙に巻くような話に
すぐに違和感を持ってもらえるようになっていただきたいのです。
今回の勉強会にご参加をいただければ、シンプルに判断の本質のみを捉える
強い判断能力が身につくことをお約束いたします。
■コンテンツ
・実は、原価計算こそ、損得計算を誤らせる元凶である
・機械を遊ばせておくよりいいので原価割れでも受注するというのは正しいの?
・当日空室のホテルがあんなに値引きをしても得をするわけ
・コンビニオーナーが賞味期限切れの弁当をそっと値引き販売するのは得なの?損なの?
・会計は現在から過去、意思決定は現在から未来を考える
・つまらない映画はサッサと諦めて帰る?もったいないから最後まで見る?
・既に支出をして取り戻せない「サンクコスト」は一切忘れよう
・意思決定で変わらない「不変の費用」も無視しちゃえ
・不良率改善が利益に結びつきやすいのは、暇な工場?多忙な工場?
・完売したときよりも、売れ残りがあったほうが儲かるってどういうこと?
・社長は雑務をするより他で儲けよというどうでもいい話を経済性工学で検証する
・1つしか選べない時には、額を優先する?率を優先する?
・じゃあ、いくつか選べる時には何を優先すればいいの?
・ザ・ゴールとかいう本に書いてある”ボトルネック”って結局なんのこと?
・どの製品を内製し、どの製品を外注すればよいかの判断基準は?
・利益を最大化するために、最も大切にすべき資源(リソース)とは?
・前提条件が揃っていない比較こそが損得の判断を誤らせる

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