【マニュアル】やってみてわかったセミナー開催の注意点ーその1
<自社セミナー開催マニュアル目次>
1.セミナーの目的をはっきりさせよう
2.セミナー会場選びのポイント
3.懇親会会場選びのポイント
4.セミナーコンテンツ選びに加える条件
5.セミナー運営形式の選択方法
6.協力者をドンドン巻き込もう
7.満足度を上げるアフターフォローの仕方
■セミナーの目的をはっきりさせよう
セミナーを開催する際には、まずその目的を
明確にする必要があります。
では、セミナーを開催するの目的は何か。
3つに分けて見ます。
1.既存顧客の満足度アップ(以下「謝恩セミナー」)
2.新規顧客の獲得(以下「顧客創造セミナー」)
3.セミナーそのもので収益化(以下「収益セミナー」)
大きく分けると、こんな感じでしょうか。
ちなみに私の事務所のセミナー開催実績は下記のとおり。
第一回アライアンスセミナーinマンダリンオリエンタル東京
小山龍介氏による「創造的思考の養成術」ワークショップ
第二回アライアンスセミナーin東京国際フォーラム
全て、「謝恩セミナー」ですね。
「収益セミナー」や「顧客創造セミナー」については、
セミナー講師としてやることはありますが、
自社としては当分やることはないと思います。
ということで、以後の話は、
「謝恩セミナー」に関するものと理解してください。
さて、税理士が既存顧客に対する
「謝恩セミナー」を開催する理由はなんでしょう。
あくまでもうちの例で言わせてもらうと
カッコよく言えば、事務所ブランドの向上。
「エラソーに」といわれそうですが、
「お客様に自慢のタネを提供する」ということです。
というのも、よくお客さんたちからお聞きするのが
「実はどの税理士に依頼をしているのか」という
事自体が自社のステイタスを表しているそうなのです。
たとえば大手の総合事務所に依頼しているとか、
担当の税理士が著書を出したり、メディアに
掲載されたりということ。
結構友人である社長たちと
自分の税理士の話(不平不満?)で
盛り上がることが多いのだそうです。
そんなときに
「うちの税理士は昔はよく顔を出したのに、
今じゃ若い社員を来させて全然顔を出さなくなった」
と友人の社長がぼやいている時に、
「なんか、うちの税理士は今度セミナーを
やるらしい。面倒なものに呼ばれちゃってさ~」と
言いながらもチョッと自慢なんだと。
こんなお客様の声に応えるためにも
できるだけ多くのイベントを提供していくということが
私のセミナー開催の目的ですね。
あとは、セミナー開催を行いたいお客様に対して、
いわばモルモットとなって情報提供をしたい。
だから、お客様がもし御社でセミナーを開催なさりたい
場合には、ドンドンお声がけください。
精一杯の応援を致しますから。
それに加えて、アライアンスLLPであえて
セミナーを行う目的は、
1.アライアンスLLPを通じてのバックアップ体制の周知
つまり、パートナー税理士に万一のことが
あったときにでも、他のパートナー税理士が
バックアップをするということをそれぞれの
お客様に周知すること、懇親会を通じて
交流をすることで親近感を持ってもらうことが
目的です。
2.アライアンスLLPの連帯感の創造
まあ、そうは言っても最大の目的は
自分たちが一番楽しいから。
やっぱり、ネットワーク組織を維持していくためには
何らかの成果物を出し続けることが大切です。
そのためにセミナー開催は非常に効果的です。
なにせ、そのためのミーティングは
まめに行うし、わざわざ合宿までしちゃいましたからね。
うちのお客様たちには、
そんなものに毎年おつきあい頂きまして、
本当にありがとうございます。
ということで、目的によって当然取り組むべき
課題も方法も変わってきます。
自社でセミナーを開催する場合には、
目的が何かをはっきりさせることが大切ということでしょう。
では、次からはその目的を達成するために
必要なことを書いていくことにします。
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