ブログを仕事で使う上でこれはやらないと決めたこと
ブログなんてもう古い?
数年前に積極的に書いていた税理士のブログを今見てみたらそのほとんどは、更新が止まっていました。
私も10年以上ブログをとりあえず書いてみたもののそれほど積極的には活用せず、その使い方がイマイチ定まらなかったのですが、試行錯誤の結果、最近では3つの使い方に絞ってブログを書くことにしています。
今回は、ブログを仕事で使う3つの利用方法とこれだけはやらないようにしようと注意していることについて書いてみようと思います。
ブログをあえて書く3つの使いみち
告知媒体として
まず、一番わかりやすい使い方は、「こういうことをしました」という実績の報告と「今度こんなことをします」という告知のために利用をしています。
読まれる方に取っては、多分それほど有用な情報ではないかもしれませんが、他に有力な告知媒体を持たないので、そのあたりはなんとかご容赦いただきたいと。
お客様からの問い合わせの回答として
お客様からご質問を頂きそうなこと、実際にご質問を頂いたことについてそれらをまとめて記事にしています。
そうしておけば、次に別の方からご質問を頂いたとしても、そのままブログのリンクを貼るだけでスピーディに回答ができるからです。
同じような質問をたくさん頂くほど「ああ、ブログに書いておいてよかった」と思うのですが、よく考えたらそれって「お客様は誰もうちのブログを読んでない」ということでもあるわけですね。
セミナーや原稿の下書きとして
私が考える時間効率アップのポイントの一つは「繁忙期と閑散期の差をなくす」ということです。
閑散期に無駄な作業を生み、それが繁忙期に定着することを繰り返し非効率が生まれる。
それを防ぐためには、閑散期に繁忙期の作業を極力「前倒し」で行っておくのです。
この「前倒し」については、既に依頼をされやるべきことが確定していることは当然のこととして、「まだ依頼もされていないこと」も含みます。
具体的には、書籍や雑誌での執筆依頼について、まだ誰も依頼をしてこないのに多分こういうテーマでの依頼があるはずと勝手に記事をブログに書いておくのです。
そうすることで、実際に執筆依頼があった際には、「こんな感じの記事でどうよ?」とこちらから打診することができますし、実際に執筆をする際の時間も短縮できるわけです。
特に連載の場合、ザックリとしたテーマしか決まっていないことがあるので、こちらから「こんなコンテンツではどうでしょう」という提案は喜ばれることの方が多いものです。
実際に、繁忙期に依頼を頂いた多くの書籍・雑誌の執筆やセミナーもこの方法でなんとか乗り切っております。
要するに、読んでいる人のためじゃなくて自分のために書いているってことですね。すみません。
優先順位を間違えない
ブログには「ファンづくり」の効果も大きいものです。
そのためには、家族とのふれあいなども記載し親近感を得たり、接触頻度を高めるためにより多くの投稿をすることが効果があるのは間違いないです。
そのことによって、自分のことを理解してくれる理想の新規顧客獲得に繋がることもあるでしょう。
そのために、「毎日何があっても更新する」という厳しいルールを自分に課してブログの更新をするというのも効果的です。
ただ、あくまでも私の事業のスタイルである「既存顧客優先」という視点で言うとこのようなブログの更新は弊害が多いのです。
実は、新規顧客獲得のためのプロモーションというは、既存顧客にとってあまり面白いものではないです。
端的なものは、新規顧客獲得のための割引キャンペーンのようなものでしょう。
もし、それを既存顧客が見たら「なんで長いこと付き合っているうちより後から契約した人のほうが得をするのだ」と不快感を感じることでしょう。
お客様のほとんどは、自分のことを最優先に扱って欲しいと考えています。
しかし、自分の仕事がまだなされていないのに、SNSやブログの更新が頻繁にされているとなると、そちらのほうが優先順位が高いのではないかと感じるのです。
何事も完璧に仕事をこなしている人であればそれでも問題ないとは思いますが、私にようにミスの多い人間の場合、ブログなど業務時間内に頻繁にアップしようものなら「そんなことやってるから間違えるのだろう」と怒りの火に油を注ぐことにもなりかねません。
なので、ブログの更新は、ワーキングアワーには一切せず、「意見が分かれそうなこと」や「専門外のこと」についての意見表明など書いたところで得られるものより失うもののほうが多そうなことは書かないことにしました。
一言でいえば
書くことで得られるものが失うものより多いことだけを書く
ということかなと。
じゃあ、この記事は上記のどれに該当するのか?
何も該当しない、単なる「ひとりごと」です。
このネタで執筆依頼も来ないし勉強会をすることもまずないでしょう。
要するに、言いたいのは、お客様との待ち合わせまでの合間とはいえ、お客様に奉仕すべき大切な業務時間を使うなら、こういうどうでもいいことを書いちゃいかんぞということなんです。
どう考えても書くことで得られるものは少ないですもんね。
読まれた方が得られるものも少なそうです。なのに、お付き合いいただきありがとうございます。
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