－当事務所は、「潰れない会社づくり」に寄与します。－
これはまだ勤務税理士時代の話です。
当時、私は資産税専門の担当として、
相続・事業承継のコンサルティングを
毎日行っていました。
実は当時の法人顧問契約はゼロ。
申告書の作成はおろか、
会計ソフトにもさわったことすらなかったのです。
ある時私は、「出来るだけ早期に事業承継を行いたい」
と言うお客様に対し、
「特殊な節税商品を用いて一時的に会社を
大赤字にすることで株式評価額を
大幅に引き下げる」という方策を提案しました。
株式評価額が低いうちに出来るだけ
多くの株式を後継者に渡すことが出来るので、
このこと自体は事業承継コストを
引き下げる非常に有効なものだったのです。
そのため、このときもなんだか自分が
「特別なことを知っている有能なコンサルタント」
であるかのように自信満々に
お客様にプレゼンテーションをしたのでした。
「いや、お若いのにすごいですね。
大変参考になりましたよ。」
これが私の期待していた
お客様からのリアクションでした。
しかし、そのお客様は若い私を
諭すように穏やかにこう答えたのです。
「あなたの提案はよくわかりました。
でもね。本当にそんなに大赤字になどしたら、
信用不安が起きて、うちは潰れちゃうよ。」

私は、本当にショックでした。
恥ずかしながら事業承継コストを
引き下げることは一生懸命考えたものの、
それ以外のことを何も考慮していなかったのです。
わざわざ依頼をしてくるくらいですから
そのお客様も事業承継に
大いに関心があったのは間違いないでしょう。
しかし、何も会社は税金を支払うために
存在しているのではありません。
節税をしたかったのは、
会社の「安定成長」のために
できるだけ資金の支出を抑えたかった
からに他ならないのです。
私の誤りは、
「自分の取り扱っていることが世の中の中心」と勘違いしたこと。
そして、いつしか手段と目的をはき違えてしまったことです。
それは、アメリカの格言で言うところの
「あなたが持っている唯一の道具が金槌ならば、
すべての問題は釘に見えてくる」 ということ。
つまり「どんな問題も自分の専門知識で
解決してしまおうとしてしまう」
心理バイアスに人間は惑わされてしまうのです。
このことによって、私は
適切な問題解決には、
自分の専門領域だけではなく全体を俯瞰的に見ること、
そして目的と手段をきちんと把握することで
優先順位をはっきりさせることが大切であるというを痛感したのです。
その時の失敗が今の自分をつくった
といっても良いでしょう。
私が税理士の他に中小企業診断士・
宅地建物取引主任者・システムアドミニストレータ・
そしてファイナンシャルプランナーと
関連する資格を取得し続けたのも可能な限り
物事を俯瞰的に見ることで「全体最適」
を追求するが故のことなのです。
もちろん、すべてのことを私一人で
理解し解決できるなどと言うつもりはありません。
私の役割は、「税務と資金調達の専門家」であると同時に
クライアントの潜在ニーズを掘り起こし、
専門家にクライアントの特殊性や優先順位を伝える
「通訳」であるということです。
そのため、同じ経営理念のもとで事業運営をする
税理士・会計士の連合体「アライアンスLLP」を通じて、
また、書籍執筆活動を通じて築き上げた
各分野のプロフェッショナルとの
多面的なネットワーク
によって皆様の全体最適に寄与します。
これが、私が全体最適に徹底してこだわる理由
とそのための活動の実証です。
「全体最適と安定成長」の専任コンシェルジュ
として吉澤大はクライアントの皆様のために
チャレンジし続けます。
あなたと私の3つの約束はこちら

9割の人が間違えている「会社のお金」無料講座公開中

「減価償却で節税しながら資産形成」
「生命保険なら積金より負担なく退職金の準備が可能」
「借金するより自己資金で投資をするほうが安全」
「人件費は売上高に関係なく発生する固定費」
「税務調査で何も指摘されないのが良い税理士」

すべて間違い。それじゃお金は残らない。
これ以上損をしたくないなら、正しい「お金の鉄則」を

無料購読はこちら