振込手数料を無料ないし安くしたい|振込手数料のサブスク「GMOあおぞらプライム」
目次
件数が多くのなると振込手数料もバカにならない
仕入先への継続的な取引の場合、振込手数料を差し引き支払うことも多いようですが、例えば不動産管理会社などでは大家さんへの支払いについて、振込手数料を差し引くというのは受け入れがたいもの。
中には、売上高の大半が振込手数料で吹っ飛んでしまう時もあるような小口の取引先も。
そこで、今回は、毎月の振込件数の多い場合に、振込手数料を削減する方法についてまとめてみようと思います。
振込手数料無料サービスを組み合わせる
顧客優遇策として、預金残高や取引件数に応じ、一定件数までは振込手数料を無料とするケースがあります。
(1)新生銀行
新生銀行では、「新生ステップアッププログラム」として預け入れ資産額やクレジットカード利用の利用を条件に「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」の3つのグレードで、振込手数料無料などの特典を提供しています。
グレード | 振込手数料無料件数 |
スタンダード | 月1件 |
ゴールド | 月5件 |
プラチナ | 月10件 |
スタンダードは口座開設をするだけでなれますが、ゴールド、プラチナにステージアップするための主な適用要件に次のようなものがあります。
<預入総資産等>
グレード | 預入総資産等 |
ゴールド |
預入総資産額の月平均残高が200万円以上 または 円普通預金・パワー預金・2週間満期預金の月間平均残高の合計が100万円以上 |
プラチナ | 預入総資産額の月平均残高が2,000万円以上 |
<クレジットカード>
グレード | クレジットカード利用 |
ゴールド |
「新生アプラスゴールドカード」の引き落としを新生総合口座パワーフレックスに設定 |
プラチナ | 「新生アプラスラグジュアリーカード」の引き落としを新生総合口座パワーフレックスに設定 |
(2)楽天銀行
楽天銀行では、預金残高等により「ハッピープログラム」というプログラムが用意されています。
「ベーシック」「アドバンスト」「プレミアム」「VIP」「スーパーVIP」の5種類の会員ステージを設け、それぞれに他行宛の振込手数料やATM引き出し手数料無料などの特典が提供されるのです。
預金残高が100万円以上または月の取引回数が20回以上であると「VIP」となり、他行宛の振込手数料が月に3件まで無料となるのです。
なお、これらの手数料優遇キャンペーンは、個人名義の口座のみです。
ですから、法人の振込をする場合には、一旦、社長個人名義でのこれらの口座に預金を振り替えた上で、振込をする必要があります。
税務調査では不信感をもたれやすいので、間違いのない経理処理をしてください。
GMOあおぞらネット銀行の振込手数料サブスク
「GMOあおぞらネット銀行」というネット専業銀行では、各種の手数料がリーズナブルな上、「振込手数料のサブスク」ともいうべき「GMOあおぞらプライム」というサービスを提供しています。
こちらのサービスを利用すると、月額利用料1980円(税込)を支払うことで、振込手数料が一律で一件180円(税込)で利用することが可能になります。
例えば、毎月他の金融機関へ3万円未満を30件と3万円以上を70件振込しているケースでは、振込手数料の高額な金融機関と比べると、年間で約60万円もの振込手数料削減効果が得られます。
こちらでどれだけ手数料の削減になるかが確認できますので、毎月自己負担での振込み件数の多い先は、こちらのサービスを利用してみてはいかがでしょう。
コスト削減のためにも入出金口座の再検討を
GMOあおぞらネット銀行で口座を開設すると、「Visaビジネスデビットカード」が発行されます。
このカードで経費の支払いをし、クラウド会計システムを経由させることで、経費処理の手間を削減できるとともに、利用金額の1%のキャッシュバックを受けることができるのです。
加えて、入金の消込作業をカンタンにする「振込入金口座」というサービスを無料で受けることができます。
実は、申し込みは個人名なのに入金名が法人名であるなど、売上金の入金の管理には、やたらと手間が掛かります。
それが、注文ごとやお客さまごとに振込入金口座を割り当てることで、入金データから注文やお客さまを特定することができ、同姓同名の方や家族名義での振込などでも正しく入金管理を行うことが可能になるのです。
このような「入金消込サービス」は月額手数料が高額なことが多い中、無料で提供されるのは、特に単発の販売の多い会社では、魅力的ではないでしょうか。
いずれにせよ、大した理由もないのに、振込入金口座や引き落とし口座をバラバラに指定したりするのではなく、入金口座や支払口座を合理的に整理することで、資金の無駄な滞留を防ぎ、経理処理の手間や固定費の削減にもつながることもあるので、一度見直しをしてみるとことをおすすめいたします。
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