事業の成長スピードを高める3つの加速装置

ライバルとの競争に打ち勝つためには

コツコツと成果を積み上げていくことで会社が堅実に成長をしていくことは可能でしょう。

一方で、顧客はあえて2番手を選ぶことは少なく、選ばれるためには、その顧客の「選択肢の中でNo.1」となるため、数多くのライバルとの競争に打ち勝っていくことも不可欠です。

コツコツと成果を積み上げていくだけではライバルに先を越されてしまうのであれば、事業の成長スピードを加速していくことも必要でしょう。

そこで、今回は、「事業の成長スピードを高める3つの加速装置」についてまとめてみることにします。

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事業の成長スピードを高める3つの加速装置

設備投資・開発費

製品を製造したり、サービスを提供するのに、一つ一つ手作業をしていたのでは、生産性は上がらず、提供する商材の価格も相対的に高くなります。

提供する商品やサービスを迅速で大量かつ安価に提供するためには、それを可能にする「設備投資」や「開発費」が必要になるでしょう。

この設備投資等が上手く機能することで、提供できる商材の単価も下がり、より多くの販売につなげることになって、一つ一つを手作業で行っていたときとは比べ物にならないほど事業の成長スピードを加速させることになるのです。

広告宣伝費

顧客は知らないものは買いません。その商材を利用することで大きな成果が上がるとしても、そのこと知らなければ、欲しいという需要も起きません。

商材を顧客に販売するためには、自社の商材が顧客のニーズを満たすものであることを認知してもらないといけないのです。

それをコツコツと口コミで広げていくということは可能でしょう。ですが、それでは、時間がかかりすぎます。

そんなときは、広告宣伝費を掛けることで、口コミや自身の情報発信のみに頼るよりも、広く早く顧客のニーズを顕在化させ自社商材を認知させることが可能になるのです。

借金

設備投資や広告宣伝費には、お金がかかります。コツコツ堅実に自己資金の範囲内で支出をしていくとなれば、それを満たす利益を蓄積していくための時間が必要です。

しかし、借金で資金を調達すれば、利益を蓄積する時間を掛けることなく、すぐにこれらへの投資が可能になります。

また、自己資金にくわえて借金をして集めたお金を投資することで、同じ金額の利益であっても、自己資金に対するリターンは、レバレッジ(てこ)がかかったように何倍にも大きくなり、一気に事業の成長スピードを加速させることが可能になるでしょう。

成長性と安全性は二律背反

設備投資や開発費にしろ、広告宣伝費にしろ、必ずしも利益となって回収されるとは限りません。中には、投資してみたものの全く回収ができないということもあるでしょう。

そして、その投資金額が大きければ大きいほど、利益が大きくなることも損失が大きくなることもあります。

つまり、投資額が大きくなるほど、結果のブレ幅=リスクが高くなるのです。

ですから、「成長性」と「安全性」は、多くの場合、二律背反します。

安全確実な成長を求めれば成長スピードは遅くなり、事業の成長スピードを高めればその分安全性は低くなるのです。

ちょうど、車のスピードが上がれば、その分、早く目的地につき、レースに勝つ可能性は高まるものの、その分、事故を起こすリスクが高まったり、運転の技術を要するのと同じです。

「過度に」「無駄に」「やみくもに」行えば、どんなに有効な手段だって、害になるに決まっています。

そして、「過度に」恐れて使わないのは、「やみくもに」使うのと同じように誤りです。

大切なのは、自らがコントロールできる範囲内で安全性と成長性のバランスを取りながら、競争に打ち勝ち、顧客に選ばれ続けるために加速ツールを「適正に」使うことを考えるということではないでしょうか。

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