マリオット・ボンヴォイAMEX、500万円超の税金支払はポイント積算対象外へ

またマリオット・ボンヴォイAMEXのルール改正

オーナー社長の味方、SPG(スターウッド・プリファード・ゲスト)アメックスカードがマリオット・ボンヴォイアメックスにリニューアルされた際に、大きくそのポイント積算のルールが変更されましたが、また、新たに制限が加わることになりました。

2023年以降、1年間で500万円を超える税金の支払いについては、ポイント積算の対象外となるようです。

国税のカード決済のコストとメリット

法人税、所得税、消費税などの国税については、クレジットカードでの納税が可能です。

おかげで金融機関に行かなくても、24時間、どこからでも納税ができます。

その代わりに、その決済金額に応じて手数料がかかります。ざっくりと言うと決済金額の消費税込みで0.83%

事業に関する納税なので、当然そのコストは、法人税については損金となり、消費税についても仕入税額控除は可能(原則課税の場合)なので、実質の負担は、決済額の0.53%程度になると思われます。

国税クレジットお支払いサイト

同じように24時間どこからでも納税が可能なダイレクト納付であれば、手数料は0なわけですから、あえて税金の支払いをクレジットカード決済とするのは、やはりクレカ利用のポイントのためでしょう。

マリオット・ボンヴォイAMEXとは

マリオット・ボンヴォイとは、マリオット、リッツカールトン、シェラトン、ウェスティンなどを擁するホテルチェーン「マリオットグループ」の会員組織です。

そのマリオット・ボンヴォイとアメックスが提携したカードがマリオット・ボンヴォイAMEXであり、カードの利用金額に応じて、マリオット・ボンヴォイのポイントに積算ができるのです。

その上、このアメックスカードを保有するだけで、本来であれば、年間で25泊以上の宿泊が必要なゴールドエリートメンバーになることができ、部屋のアップグレードや14時までのレイトチェックアウトなどの特典が付与されます。

さらに、年間で400万円以上のカード決済をすると、本来であれば、年間で50泊以上の宿泊が必要なプラチナエリートメンバーになることができ、スイートを含めた部屋のアップグレード、16時までのレイトチェックアウト、ラウンジ利用、2名まで無料の朝食などの特典が付与されます。(どちらも、プレミアムカード、年会費税込49,500円の場合)

マリオット・ボンヴォイのポイントは、マリオットグループのホテルでの無料宿泊の他、JAL、ANAを始めとする航空会社へのマイレージへのポイント交換も可能です。

多くのカードでは、JAL、ANAのどちらかにしかポイント交換ができず、そのポイント交換にも上限額が定められていたりする中、マリオット・ボンヴォイであれば、どちらのプログラムにも上限額もなく、その交換率も実質1.25%(一度に20,000マイル以上)とかなりの好条件となっています。

マリオット・ボンヴォイAMEXプレミアムカードの利用金額に対するポイント還元率は、原則として1%です。しかし、税金の支払いについては、その半分の0.5%の還元率となります。

クレジットカードの納付の手数料が0.53%で、ポイント還元率が0.5%では、コスト負けをしそうですが、これだけの特典があると、旅行によく行く方であれば、あえてクレジットカードで税金を支払うということのメリットもあるというわけです。

マリオット・ボンヴォイAMEX

年間500万円以上の税金支払はポイント積算対象外に

しかし、2023年1月1日から、1月から12月までの1年間に500万円を超える利用ではポイント積算の対象外となります。

これは、高額の税金支払をクレジットカードで決済していた方には痛手だと言えるでしょう。

それでも、まだ年間400万円以上の利用であればプラチナエリート資格を有するという条件をクリアするのに、税金の支払いは除外されていないようなので、まあよかったかなと。

そのおかげで、プラチナエリートとして、ポイントによる無料宿泊なのに、部屋はアップグレードされるわ、クラブラウンジ利用、朝食無料の上、16時までのレイトチェックアウトができるので、改悪が続いてもまだマリオットボンヴォイAMEXを利用するつもりです。

もし、多額の納税をクレジットカード決済するのであれば、ポイント還元率が1.5%と高い、ラグジュアリーカードのゴールドあたりを利用してはいかがなかと。

いつまでこの還元率なのかもわからないし、年会費も220,000円と高いですけどね。

色々グレーなカードなので、どこかで怒られると思いますが。

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