【最強】SPGアメックスカードで会社の税金払ってリッツ・カールトンに無料宿泊してみた
目次
クレジットカードのポイント還元
クレジットカードを利用するとポイントが貯まり、マイレージなどへの交換もできます。
そのため、どのクレジットカードが最もオトクなのかに関心がある人も多いですが、高額の利用をする人たちの間で人気のカードに「SPG・アメックスカード」というものがあります。
SPGとは、スターウッドプリファードゲストロイヤリティープログラムと言われる、シェラトンやウエスティンなどを擁するホテルグループのポイント還元制度のこと。
このSPGのポイントや利用実績がアメックスの利用により貯まるのが「SPG・アメックスカード」なのです。
そこで今回は、SPGアメックスカードの特典と実際にそのポイントでリッツ・カールトン京都に無料宿泊をしてみた話をしてみようと思います。
SPGアメックスカードのメリット・デメリット
SPGに参加しスターウッドグループのホテルを利用すると利用料金に応じたスターポイントと言うものが貯まります。
このポイントでグループのホテルに無料で宿泊できたり、利用頻度の高い人はゴールド会員、プラチナ会員として、宿泊の際には、アップグレードやレイトチェックアウトなどの特典を受けられるのです。
航空会社のマイレージプログラムと同じ仕組みであり、他にも類似のサービスがたくさんありそうですが、特にこのSPG・アメックスカードのどこがスゴイのかという話は、検索すればたくさん出てきます。
なので、そちらを見ていただいたほうが詳しいとは思いますが、簡単にまとめると次のようになります。
(1)ポイント還元率は1%
SPGアメックスカードを利用すると100円=1Pの割合でスターポイントというものが貯まります。
つまり、SPGアメックスカードを使うだけで、ホテルを利用しなくても、無料宿泊などの特典を得られることになります。
スターウッドホテルグループには、シェラトン、ウエスティン、セントレジス、ラグジュアリーコレクション、ル・メリディアンなどの世界1300箇所のホテルがあり、スターポイントでそれらのホテルに無料で宿泊をしたり、スイートルームにアップグレードしたりすることができるのです。
時期によって異なりますが、例えば、約45,000円のセントレジス大阪に20,000スターポイントで無料宿泊できるので、いわゆる「還元率」は約2.3%(45,000円/2,000,000円の利用)となり、ホテル料金の上がる繁忙期であれば、さらに還元率は高くなります。
(2)マイレージへの移行
SPGのポイントは各航空会社グループのマイレージへの移行も可能です。一部のプログラムは異なりますが、その交換率は1:1が基本。
SPG・アメックスであれば、移行先を複数のマイレージプログラムの中から選ぶことができます。
国内線ですとカードごとにJALのマイレージプログラムのみ、ANALのマイレージプログラムのみの移行とされることもある中、SPG・アメックスであれば、どちらにもポイントを移行することができるのです。
そのため、東京ー大阪の航空券をマイレージで取得するのに、両方のマイレージにポイント移行をしておけば、ANAとJALのどちらの便でも選択できますし、ブリティッシュ・エアウェイズのプログラム経由でJALの航空券を取得すれば、ANAでは往復12,000マイル必要であったものが、9,000マイルで済むなどの裏技も使えます。
さらに、20,000スターポイントを一括でマイルに移行すると,25,000マイルに増えます。つまり、還元率は1.25%(25,000マイル/20,000P)にアップすることになるのです。
アメックス・ゴールドがANAのみで還元率が0.5%にされたのに対し、SPG・アメックスは1.25%のマイル還元率で複数のマイレージプログラムを選べるその差は大きいでしょう。
(3)SPGグループホテルの一泊無料宿泊プレゼント
SPGカードに加入すると初年度にボーナスとして10,000スターポイントが付与されます。さらに、二年目移行更新をするたびにスターウッドグループのホテルの一泊無料宿泊がプレゼントされます。
なお、SPGグループのホテルにはカテゴリ1〜7に分けられており、カテゴリ7だけは一泊無料宿泊プレゼントの対象となっておりません。(日本では、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、翠嵐ラクジュアリーコレクションホテル京都のみがカテゴリ7。ただし、スターポイントでの無料宿泊は可能)
それでも、カテゴリ6であるセントレジス大阪、ウエスティン東京やロイヤルハワイアンなど自腹で行くのは躊躇するような全世界の高額ホテルの一泊無料宿泊がプレゼントされるのです。
(4)SPGゴールド会員資格の付与
SPGにはゴールド会員、プラチナ会員の資格があり、それぞれ特典の利用ができます。
このSPG・アメックスカードの利用者は、スターウッドグループの宿泊実績がなくとも、ゴールド会員の資格が自動的に付与されます。
本来、スターウッドグループのホテルに年間10回以上、または25泊以上滞在することがゴールド会員の条件ですが、SPG・アメックスカード保有者であるだけで、部屋のアップグレード、16:00までのレイトチェックアウト、ドリンクサービスなどゴールド会員の特典が利用できるようになるわけです。
SPGアメックスカードの年会費は31,000円(税別)と年会費無料のカードもある中では、高額ではありますが、利用額も大きく出張や旅行を多くなさる方であれば、十分元は取れるのではないでしょうか。
マリオット、リッツ・カールトンのプログラムも利用可に
スターウッドグループはマリオットグループの傘下になり、同じグループとなりました。
そのため2016年9月以降、SPGはマリオットグループのアワードプログラム、リッツ・カールトンのアワードプログラムともステータスマッチ(相互利用)ができるようになったのです。
(1)マリオットゴールド会員資格の付与
SPGゴールド会員は自動的にマリオットアワードのゴールド会員になれます。
マリオットアワードのゴールド会員特典には、部屋のアップグレード、16:00までのレイトチェックアウト、wifiの無料使用、宿泊時のホテルポイント25%アップ、さらにホテルラウンジの利用と2名分までの朝食までつきます。(ラウンジと朝食の利用はリッツカールトンでは不可)
SPG・アメックスカード保有者は、結果的にマリオットグループのホテルを利用すると、無料でアップグレードやレイトチェックアウト、さらにラウンジ利用や朝食まで提供されることになるのです。
(2)マリオット、リッツ・カールトンの無料宿泊も
ポイントについては、マリオット3:SPG1の割合で移行もできるので、SPG・アメックスの利用で貯めたポイントでマリオットやリッツカールトンについても無料で宿泊することが可能になります。
これでポイント還元で無料宿泊できるホテルの選択肢も一気にこれで広がりました。
この他、ポイントの交換はできませんが、なぜかライバルのヒルトングループについても所定の手続きをすれば最上位であるダイヤモンド会員になることが可能であり、無料でアップグレードなどのサービスが受けられてしまうのです。
SPGのポイントでリッツカールトン京都に泊まってみた
普段あまり出張にいかない私ですが、京都で税務調査の仕事が入ったため、税金の支払などにより貯まりに貯まったスターポイントを使って、自腹ではまず泊まることのないザ・リッツ・カールトン京都を予約してみることにしました。
ザ・リッツ・カールトン京都は、日本国内にあるリッツ・カールトンの中でもグレード最高水準のフラッグシップと言うべきホテル。
時期によりますが、リッツ・カールトン京都の無料宿泊ポイントはマリオットリワード70,000ポイントが必要です。
3:1でSPGスターポイントと交換ができるのでスターポイント23,400Pでリッツ・カールトン京都に無料で宿泊できることになります。
なお、移行単位は1,000Pなので24,000PをSPGのサイト上でマリオットリワードに移行します。
日本語訳がおかしいですが、WEB上で簡単に移行ができます。
マリオットリワードにポイントが移行されるのに数時間掛かりましたが、あとは、リッツ・カールトン公式サイトから「□保有リワードポイントを使用する」というところにクリックをして、通常通りホテルのネット予約をすればOK。
本当に、無料でリッツ・カールトン京都の予約ができてしまいました。
スターポイント23,400Pを貯めるには2,340,000円のクレジットカード利用が必要となります。
この6月初旬金曜のリッツ・カールトン京都の宿泊料金が一休だと103,734円(高い!)でしたので、なんと還元率は4.43%(103,734円/2,340,000円)となることに。
さらに、桜の季節と紅葉の季節では、一泊200,000円以上なので、還元率は8.5%にもなりポイントで宿泊するのにオススメだとホテルのスタッフが教えてくれました。
それにしても、無料宿泊するのに通常50,000円前後のザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町は30,000スターポイントが必要なのに、通常100,000円前後のリッツ・カールトン京都が23,400スターポイントで良いのはどうもSPGとマリオットの”交換レート”がおかしい気も。
いずれ修正がされそうなので、スターポイントの価値が高いうちに使い勝手の良いマリオットのリワードへ余計にポイント交換しておきました。
これで出張時には、ポイントでマリオットに宿泊し、アップグレードやラウンジ利用、それに朝食サービスも受けられることになりますね。あまり、出張しないですが。
税金をクレカで支払うとポイント交換率が悪くなることに注意
2,340,000円の利用は大変な気もしますが、リスティング広告などを活用している会社であれば、一月でそれ以上のクレジットカード利用をしているところも多いはずです。
「いや、そんなにクレジットカードは利用しない」という方であれば、税金の支払をしてみるというのはどうかと。
2017年1月以降、法人税や消費税、所得税などの国税についてもクレジットカードで支払いができるようになっています。
実際にやってみましたが、法人税など会社の税金の支払についても個人名義のクレジットカードで支払いは問題なくできます。
つまり、オーナー社長は、個人名義のSPG・アメックスカードで会社の法人税や消費税、源泉所得税など(2017年6月より)の支払ができるということです。
法人税や所得税、消費税などもクレジットカードで支払えるようになりましたよ
これならば、普段あまりクレジットカードを利用しない人でもかなりポイントが貯まるはず。
ただし、クレジットカードでの税金支払には0.82%(消費税8%含む)の利用料が掛かります。
また、アメックスでは国税の還元率は0.5%に下がります。
なので、23,400スターポイントを貯めるためには、4,680,000円の納税とそのための手数料38,376円が必要になります。
つまり、一泊100,000円以上のリッツ・カールトン京都に38,236円に泊まれるということです。
正規に泊まれば100,000円であれ200,000円であれ、一泊38,000円のコストが掛かるのは結構高いかなと。
そもそも、税務調査立会のために宿泊しただけなので、別に駅前のビジネスホテルでも良かった気もします。
さすがに、仕事で一人でこのホテルに泊まってもね。
なお、アメックスには、会員の紹介ならば紹介者にも加入者にもポイントボーナスがあり、SGP・アメックスについては、通常加入時10,000スターポイントのボーナスが17,000スターポイントに増えますので、どなかたお知り合いに利用者がいれば、紹介をしてもらって加入をしたほうがお得かなと。
うちで良ければ、ご紹介いたします。facebookにでもメッセージ送ってください。
というわけで、まとめると、SPG・アメックスを使っての税金支払いによるリッツカールトン宿泊は、正規料金の3割以下の格安料金でいけるがそれでも結構高いということかと。
もちろん、あえて税金の支払をするのではなく、通常必要な費用の決済で貯まったポイントの使いみちとしては、トップクラスの還元率の高さでしょう。
ベストなクレジットカードは人それぞれでしょうが、私自身は、マイルも貯まりやすいし、SPG・アメックスに大満足です。
マイルで特典航空券を早く取れる裏ワザがあるというのでやってみたらこうなった
スターウッドプリファードゲスト(SPG)ロイヤリティプログラム|SPG
*この情報は2017年6月3日現在の情報です。ポイント制度は日々変更がされます。
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